浜松町駅「世界貿易センター」再開発で何が変わる 羽田アクセス線で役割低下、好立地の活用が鍵

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浜松町駅前の世界貿易センタービル(中央)。左は2021年3月竣工の南館(筆者撮影)
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高輪ゲートウェイ駅前で発掘された築堤は、日本の鉄道開闢の時代に線路を敷設する用地を陸上に確保できず、やむなく海中に築かれたもの。その北端は現在の浜松町駅付近の地中に眠っているはずだ。

つまり、明治の初めの頃の海岸は、現在の浜松町―品川間の東海道本線、山手線の線路に沿うラインであった。浜松町が波打ち際だった証拠は、駅前の世界貿易センタービルの基礎部分から見て取れる。入り口の階段も地面に対して水平になっていないのだ。

かつては“日本一”の高層ビル

世界貿易センタービルは1970年の竣工以来、増上寺の大門とその背後に見える東京タワーとともに、浜松町のシンボルとして親しまれてきた。1971年に新宿の京王プラザホテルがオープンするまでは、日本一高い高層ビルでもあった。しかし、老朽化による建て替えに伴い2021年6月30日に閉館。解体工事が始まる。

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波打ち際だった名残の坂(筆者撮影)

これは同ビルを経営する株式会社世界貿易センタービルディングと、鹿島建設、モノレール、JR東日本が共同で進める都市計画、「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A街区」の一環。2013年に告示を受けた計画で、すでに2021年3月には世界貿易センタービル南館が竣工。新しい同ビル本館とバスターミナル、モノレール浜松町駅は2027年に完成する予定となっている。

隣接するB街区には日本生命浜松町クレアタワーが2018年に竣工済み。C街区にも市街地再開発組合が建築主となって、2026年に高層複合施設が完成する予定となっている。今後、5〜6年のうちに、新しい浜松町駅前の姿が現れる。

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