世界の成功者や富裕層が「週末にしていること」 自分の持ち時間を把握して有効に管理するコツ

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時間は投資の要素の中でも絶対に取り戻すことができない有限なもの。有効に使うためにはどうしたらいいのでしょうか(写真:プラナ/PIXTA)
高校時代に「ミリオネア(億万長者)になりたい」と思い立ち、緻密な戦略をたてコーネル大学に入学。ウォール街の大手投資銀行就職、26歳でヘッジファンド会社を共同設立――。そんな人生を歩んできたのが、チャンネル登録者数が約57万人にも上る人気投資系YouTuberの高橋ダン氏です。
自分の将来像を描き、夢を夢で終わらせないためには、どんな思考をし、どう行動すればいいのか。投資を成功させるための考え方は、実は人生でも活かされていたというダン氏の著書『ウォールストリート流 自分を最大限「運用」する方法』から一部を抜粋・再構成して紹介します。

残された活動時間は5500日

時間は投資の要素の中でも、どんな人でも同じように、絶対に取り戻すことができない有限なものです。しかし、時間を有効活用できないという悩みは、多くの人に共通しているのではないでしょうか。

時間を無駄に使ってしまう最大の原因は、時間が限られたものであるという実感がないということだと思います。そこで、自分の時間を測っている物差しを少し変える訓練をしてみましょう。

2020年7月に厚生労働省が発表した2019年の日本人の平均寿命は、男性が81.41年、女性が87.45年になっています。ちなみに介護を受けたり、寝たきりになったりせずに生活できる健康寿命は、2016年の同省による算出で男性72.14歳、女性74.79歳です。

寿命を見るだけだと実感が湧かないので、この平均寿命に日数をかけてみましょう。すると、男性は約2万9656日、女性は約3万1871日です。

30歳の人の場合、平均寿命までに残された日数は、男性であれば約1万8706日、女性なら約2万921日です。元気に生活できる健康寿命でも計算してみると、男性は約1万5381日、女性は約1万6348日です。

こうして見てみると、僕たちに残された時間は意外と少ないと感じるのではないでしょうか。

2016年に調査した総務省の「社会生活基本調査」によると、1日の中で仕事に費やす時間は正社員で7時間9分です。1日のうち3分の1弱の時間を仕事に投じているという計算になります。

睡眠時間は、平均すると約7時間30分なので、仕事の時間が約7時間と考えると、合わせて約14時間30分です。

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