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「せっかく〇〇したんだから…」の考えがヤバい訳 人生の停滞を生み出すサンクコストの正体

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  • 澤 円 圓窓代表取締役
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ちなみに、そんな人間関係を続けていると、その人のまわりにいる同僚や部下たちも、同じような関係性を相手に求められて困ったことになるかもしれません。

また、最も恐ろしいのは、そうした人間関係にもまれて次第に慣れていくと、いつの間にか、自分自身がそんな属性を軸にした関係を相手に求めはじめるかもしれないことです。

よく、部署が変わったり退職したりした途端に「年賀状が来なくなった」「あいつは恩知らずなやつだ」などと文句をいう人がいるようですが、それはあたりまえですよね。なぜなら、ひとりの人間としてではなく──わかりやすくいえば、名刺に書かれた会社名や役職といった「記号」として付き合わされていただけだからです。

僕は営業の仕事をしていたので、これまで仕事でいろいろな人にお会いしましたが、なかには、自分が「営業される」立場であることに優越感を持つ「勘違い」している人もいました。

彼ら彼女らも、きっと新人の頃はそんなことはなかったのです。でも、自分に与えられた「記号」に染まって生きるうちに、本当に「記号」と化してしまったのかもしれません。

サンクコスト化した人間関係を整理する好機

僕はいま、そんな人間関係を終わらせる絶好の時代が来たと確信しています。なぜなら、たとえばリモートワーク、そしてソーシャルディスタンスが浸透したことで、それまであたりまえに行われていた会社の飲み会や接待などが激減しているからです。

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「せっかく希望の会社に入ってできた人間関係だから行かなきゃ……」と思って、これまで楽しくもない飲み会に行っていたのなら、それはまさに自分の人生がよくわからない人間関係のなかで埋没していた状態です。

でも、本当に自分にとって大切なものをしっかり見据えて、「これは人生の時間を使ってまで行きたい場所じゃない!」と思うなら、ほかの選択肢を考えられる環境が少しずつ整いつつあるのです。

多くのビジネスパーソンは、嫌々続けていた人間関係の重荷になんとなく気づいているはずです。サンクコスト化した人間関係をきっちり整理する。いまのタイミングが最大のチャンスなのです。

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