人類の幸福を創造する破壊的イノベーション

論理的デザイン思考でビジネスと人生が変わる

デザイン思考と「破壊的イノベーション」の関係(写真:Fast&Slow/PIXTA)
センスやスキルなど「感覚的資産」を数値化する特許技術を生みだした起業家がこのたび、初の著書となる『破壊的イノベーションの起こし方:誰でも使えるアイデア創出フレームワーク』を上梓した。入山章栄、一條和生、山本康正、松尾豊、竹中平蔵のそうそうたる各氏も薦める本書の概要を、抜粋・編集してお届けする。

アイデアの目利きに苦戦する日本企業

私は、大企業の新規事業コンサルティングを10年近く行ってきた中で、以下のような多くの企業が抱える共通の課題を目の当たりにしてきた。

*どうやっていい事業アイデアを出せばよいかわからない
*挑戦のマインドセットが欠けている
*アイデアはいいが実行力が足りない
*既存事業が優先され、新規事業に社内のリソースを活用できない

この中でもいちばん多く聞かれる課題は、「アイデアはいいが実行力が足りない」である。しかし、実際の支援を始めてみると、「彼ら自身はいいアイデアだと思っているが、実はアイデア自体がよくない」というケースがほとんどである。

『破壊的イノベーションの起こし方:誰でも使えるアイデア創出フレームワーク』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

「一見よさそうには見えるが、実はよくないアイデア」をベースに事業化をすでに始め、実行フェーズに移行しているケースでは、企業はすでに多くの資金を投入しており、もはや後戻りもできず、非常に苦しい状況に陥ってしまっている。

ましてや大企業において、「当初はいいアイデアだと思っていましたが、やってみたらダメなアイデアだと気づきました」とは、当該責任者からはなかなか言い出しづらいのが現実である。

そうなる原因は、自社アセットの活用やビジネスモデル構築、事業計画の策定を優先してしまい、ユーザーのニーズの深掘りが不十分なままプロジェクト化されたことにあると思われる。

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