夫ほぼ不在でも「家庭崩壊させない妻」の鋭い戦略 留守中のパパを「頻繁に話題する」狙いは?

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もしかしたら、今回のエピソードを読んで、子どもが自分に懐かないのは、妻が自分のことをちゃんと褒めてないからじゃないか? 妻の努力不足じゃないか? そんなふうに感想を持った人がいたら、その人にお伝えしたいことがあります。

あなたは、普段、妻に直接、感謝や愛情を伝えていますか?

ご自宅に入ってすぐ目に入るのが3人の娘さんの「生まれた瞬間」の写真。そしてその上には夫婦の写真。親になったときの初心を思い出せる写真が玄関にあるっていいなあと思いました(写真提供:纐纈さん)

前回書いたように、纐纈さんは毎日、妻に「愛してる」「ありがとう」「幸せだ」を伝えて、「世界一の妻」と公言してはばからない人。だからこそ、妻の美帆さんも、努力せずに子どもたちに夫の話をポジティブに伝えられる。ママっ子にしない循環のスタートはここだと感じました。

仕事柄どうしてもパートナーに育児を任せることが多いのなら、「ありがとう」の言葉は必須。戦略的に育児を進める力のある美帆さんですら、産後に帯状疱疹を発病しました。それくらい家事育児と仕事との両立は簡単なことではないのです。

子どもがパパを好きになる作戦を実行するのもアリ!

だから、子どものママっ子ぶりがつらいママは、「戦略」と割り切って、子どもがパパを好きになる作戦を実行してみるのもアリだと思います。美帆さんいわく、「この作戦は、子どもが小さければ小さいほどうまくいく」だそうです。

というわけで、今回学んだつかれない家族になるヒントは……

子どもがママっ子すぎてつかれる

パートナーの留守中も写真を見せたり、話をしたり……
子どもがパパ好きになる「戦略」を実行してみよう。

さて、今回は、妻サイドのいろんな作戦を紹介しました。でも纐纈家にはまだまだ「家族のつかれをとる秘訣」があります。次回は、夫婦共にやっている子育てのコツについて紹介します。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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