暑さと湿気で「自律神経が乱れる」時期の服選び 急激な気温差は、体調不良の原因にもなる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(写真:miSaPhotographer / PIXTA)
「天気が崩れ始めると頭痛がする」
「梅雨は体が重くて動けない」
など、天気による不調を感じている人は多いのではないでしょうか。なかには天気による不調が原因で、本来の実力が発揮できないと感じている人もいるかもしれません。
ビジネスパーソンのための低気圧不調に打ち勝つ12の習慣』では、天気による体の不調が起こるメカニズムと、通勤中やデスクワーク中にもできる、不調を予防・改善する方法を紹介しています。
本稿では同書より一部を抜粋・編集しお届けします。

湿気と温度を、服でコントロールする

私たちの体は、天気が変化することによって、自律神経にさまざまな影響を受けています。本来、自律神経が正常に働いている人であれば、「気圧」「湿度」「温度」の3つの変化にうまく体を適応させることができます。しかし、自律神経が乱れていると、これらの対応がうまくできません。

現在、気圧の変化を防ぐような服というのはありません。ある意味、宇宙服がそうかもしれませんが、さすがに一般的ではありません。そこで対策としては、「湿度」と「温度」をキーワードにし、自律神経に悪影響を及ぼさない服を選ぶことが第一となります。

夏や梅雨時は、湿気の多い時期ですので、湿気を逃がす通気性のよい素材の洋服を着るようにしましょう。気温が高くなると、私たちの体は、汗をかいて体を冷やそうとします。その汗は、水蒸気となって蒸発しますが、通気性の悪い服を着ると、その熱や汗が服の中にこもってしまいます。
昔から、通気性や吸水性、速乾性に優れた素材として知られているのは、麻(リネン)です。麻には熱と湿気を取り除く性質があり、触るとひんやりします。化学繊維でも、通気性や吸水性に優れた素材も多く開発されていますから、そういった素材の機能性インナーもおすすめです。

また、水分は下のほうに溜まっていく性質があるので、シャツの裾を外に出すだけでも、ずいぶん通気性が良くなります。他にも、首元が開いた服、袖などもゆったりとしているデザインの服を選ぶとよいでしょう。

次ページ外気にさらされる「3首」で調整する
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事