字が汚い子どもほど「先生の印象が悪い」納得理由 ペンの芯を変えただけで内申点が倍増した子も

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たとえば数学の計算問題なら、上から大きめの付箋を貼り、その上から書き直します。このようなことはあまりほかの子どもはやりませんから、目立ちますし印象に残ります。あるいは、赤いシートなどで隠して暗記しようとしたために、こすれて黒くなってしまった形跡があるのも、一生懸命さが伝わります。

細かい話ですが、ポイントとなることや解説を、シャープペンシルの黒と赤ペン以外の色で書いてあることも大事です。

先生は「短時間」で生徒を評価しなければならない

おすすめのペンの色は、青とオレンジ。不思議なのですが、成績のいい子たちの提出物やノートを見ると、示し合わせたように青とオレンジが使われています。たとえば重要な単語はオレンジ、長い解説の文章は青、というように使い分けています。黒や赤以外の色が入ることによって、とても目を引きます。

さらに細かいことですが、問題集には日付やクラス、出席番号や名前を書く欄があります。そこは面倒でも確実に書いてほしいのです。

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先生は該当のページを開いた状態で確認していることが多いので、「誰のだ?」といちいち表紙を確認する必要がなくなります。そして何より、書くべき項目にもれなく書いてあるという「丁寧さ」が伝わります。

提出物にここまで工夫する必要があるのか、と思われた方もいるかもしれません。でも考えてみてください、忙しい先生が提出物をチェックする時間は、ひとりにつき長くて1分、せいぜい10〜20秒くらいではないでしょうか。その短い時間のなかで、「これはいい」「これはさぼっている」と判断しなければならないのです。

提出物はプレゼンテーションです。わずかな時間で判断されてしまうのであれば、どうすればよく見られるかを研究しないと、内申点は上がりません。とくに授業中の挙手・発言が苦手な引っ込み思案なタイプは、提出物で職人技を発揮するといいでしょう。

桂野 智也 “内申点アップ請負人”後成塾 塾長

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かつらの ともや / Tomoya Katsurano

愛知県豊川市の“内申点アップ請負人"後成塾 塾長。「勉強習慣・生活習慣を変えることで成績を上げる」という従来の塾とは異なる指導で、内申点アップ者が続出。子どもの自主性・自律性を育て、自分から勉強する習慣が身につくツール「自律ノートR」を考案し、劇的な成果を上げている。

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