「優秀なのに不幸になる人」の残念すぎる立ち位置 GAFA部長が直伝「最高の仕事領域」の見つけ方
それぞれに課題はありますが、目指すべきは得意な仕事であり、得意なのところでもっと仕事が好きになる、というプラスの好循環を持つ右上の「最高の仕事人」です。どんな環境、時代、状況でもやりたいことを自由に実行できる、まさに最高の仕事領域です。そしてこのエリアこそ、これからの時代に最も力を発揮できるポジションであり、結果とやりがいを両方総取りできるエリアです。
「優秀な不幸者」の苦しみ
それぞれのエリアで不安から脱する心構え、対策方法があります。ここではそのひとつ「優秀な不幸者」を取り上げます。このエリアは好きではないけれど、そつなくできてしまうことを仕事にしている方たちの領域です。
「自分は仕事をきちんとこなしているのに、あまり評価されない、昇進しない……」、こうした不満を抱えがちな「優秀な不幸者」がどのような行動をとるべきかを考えていきましょう。
僕もかつてはここにいました。エクセルやパワーポイントが得意で、まわりからよくエクセルの表作成やプレゼン資料の作成を依頼されたり、質の高いアウトプットを誰よりも早く要求され、それに対応していました。しかし その仕事をしている本人としては、PCに向かってずっと作業するのはまったく好きではなく、「できるからやっている」という感じでした。
やっていることに情熱が持てず、言われたことをこなすだけ。その結果、仕事はますます増え、きちんと対応しているにもかかわらず、その水準が次第に当たり前とされ、あまり評価されずに便利使いされていました。
なぜ、僕は評価されなかったのでしょうか。実は、会社で評価される人というのは、単に仕事をこなすだけではなく、自ら新しいことにチャレンジし、モチべーション高くまわりの人を巻き込める人です。そういう意味では、どれだけ優秀であっても、好きではないことをしている不幸者は、評価されないことが多いうえに自分のモチベーションが持てず前向きにもなれないのが実情です。
そんな「優秀な不幸者」がこの環境を改善するためには、次のような対策と心構えがあります。
2.仕事を効率化するだけではなく、空いた時間で自分の好きな新しいことにチャレンジする
3.チャレンジをするときには、上司やまわりに宣言をする
1のように今の仕事を、情熱を傾けられるほど好きになれるならば、すぐに「最高の仕事人」にステージを変えることができます。ですが正直そう簡単にできるなら、すでに今の仕事を好きになっていたり楽しんでいるはずなので、あまり現実的ではありません。
であれば、まわりに対する自分の評価を変えていく必要かがあります。それには2と3のプロセスが非常に有効です。
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