「小林礼奈と中本」の騒動、本人や店じゃない元凶

小さな出来事を大きな騒動に仕立てる構図

ここまで騒動が大きくなってしまった構図を読み解くと、さまざまな歪みが見えてきます(写真:「小林礼奈のブーブーブログ」より)

「蒙古タンメン中本」騒動。このニュースや店名を知らない人は、「何のことやら」ではないでしょうか。しかし、騒動は6月5日からまもなく1週間になっても沈静化せず、ネット上にはさまざまな声が飛び交い続けています。

では、いったいどんな騒動で、何が原因なのか。それを掘り下げていくと、単に個人や店ではない問題点が浮かび上がってきます。

小林礼奈さんのブログ投稿が端緒

事のはじまりはタレントの小林礼奈(こばやし・あやな)さんが6月5日に投稿したブログでした。前日の4日夜に、蒙古タンメン中本を訪れた際、「楽しくご飯を食べていたら、、、、、次に待っていた子連れファミリーの親に『遅えよ』って言われまして。しかもまだ食べている途中に」「それから店員さんが来て『すいません、次の方たちが待っているので』」と言われたことを告白。また、食事に30分ほどかかり、まだ途中だったにもかかわらず、居づらくなって退店せざるをえなかったことをつづりました。

これを複数のネットメディアが記事化したことで人々の目にふれ、ニュースのコメント欄やSNSには小林さんを擁護して店を非難する声と、小林さんが「店舗名を出して批判したこと」「混雑する店で写真を撮っていたこと」「回転の早い人気ラーメン店に30分以上いたこと」を批判する声で賛否両論。これに小林さんは反論し、批判の声を浴びせる人とやり合う形になりました。

しかし、小林さんは8日のブログで、「ごめんなさい。まさかこんな事がニュースになってしまうとも思わずに、軽率に店の名前出してしまった事すごく反省しています。影響力に驚くばかりです…」「私のせいでお店の評価を落としてしまったんじゃないかと反省しております。大好きなお店で、いつもは完璧な接客をしてくれるお店でした。何年も通っていましたが、こんな事は初めてでした」などと釈明・謝罪。素直に自分の非を認めて謝罪したことで、小林さんを擁護し、店を責める声が多数派になりました。

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