トヨタ自動車に問われる「45分車検」の幕引き 前代未聞の不正車検で露呈した認識のズレ

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不正車検のあったネッツトヨタ愛知のプラザ豊橋。法令違反の対象台数は5158台だった(記者撮影)

前代未聞の不正車検がネッツトヨタ愛知で発覚してから1ヵ月半、親会社であるATグループの山口真史社長が初めて会見の場で謝罪した。

5月13日の決算会見で山口社長は「時間内に作業を終わらせないといけないという意識が(整備士には)強く、効率を重視しすぎていた」と述べた。

不正の発覚当初から「ブランドが毀損された」と厳しく見ていたトヨタ自動車はこの日に注目していた。後日、トヨタ幹部は「不正車検は経営の責任。なぜ、山口社長は会見の場でそれを言わなかったのか」と憤りをあらわにした。

東洋経済プラスの連載「トヨタ販社 不正車検の深層」で、この記事の続きが無料でお読みいただけます。連載では以下の記事も配信しています。

ネッツトヨタ愛知「不正車検5000台」の衝撃

新車ディーラはなぜ「車検」を取り合うのか

愛知県に12社もある「トヨタ販社」の序列

木皮 透庸 東洋経済 記者

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きがわ ゆきのぶ / Yukinobu Kigawa

1980年茨城県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修了。NHKなどを経て、2014年東洋経済新報社に入社。自動車業界や物流業界の担当を経て、2022年10月から東洋経済編集部でニュースや特集の編集を担当。

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