現代女性の生理の回数「昔の5倍」という衝撃事実 排卵の回数が多いぶん、ダメージも大きくなる

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では、女性ホルモンが下がることによって何が起こるかというと、骨が弱くなります。女性ホルモンのエストロゲンは、骨にカルシウムやマグネシウムを吸着して、強くする働きがあります。この吸着する力が下がって、骨が弱くなります。実際に、男性に比べて女性のほうが骨粗しょう症の割合が高いです。それこそ、男性で髪が薄くなるのと同じくらいの人数です。かなり多いですよね。

日本は現在、100歳を超える高齢者がたくさんいますが、実は介護保険の受給者は7割が女性です。「女性のほうが長生きするんだから当然でしょ」と思うかもしれませんが、そうとは限りません。確かに高齢の男性は女性に比べ少ないですが、男性は年齢ごとの介護保険の利用率も低いことがわかっています。

その背景に、男性のほうがもともと筋肉量が多いので、転倒する人が女性よりは少ないことがあげられます。高齢者の転倒は骨折につながりやすく、骨折は寝たきりを招きます。

女性は男性よりも1.5倍、「要介護」になりやすいです。ですので、女性は骨を丈夫に保つために頑張ってほしいのです。健康で自立した生活ができる期間のことを「健康寿命」といいます。骨は、健康寿命に大きく関わります。

あなたのお母さんやおばあちゃんよりも…

どうして毎月生理がくるのでしょうか。毎月毎月生理がきてうっとうしい……。そう思う人もいるでしょう。

実は、うっとうしいのは当たり前です。なぜなら、人類史上いちばん生理の数が多いのが、現代女性だからです。

現代女性の一生の生理の回数は、約450回。一方で、昔の女性は約50~100回だったといわれています。約5倍も違います。

なぜ昔の女性は生理の回数が少なかったのか。それは、昔の女性は 10代で結婚して6〜7人ほど子どもを産んでいたからです。妊娠中と赤ちゃんにおっぱいをあげている間は、生理がほぼありません。さらに、はじめての生理の年齢は15〜16歳と、今よりも遅かったといわれています。

このように何度も妊娠と授乳をしているので、40歳ぐらいまでほとんど生理がなかったのです。

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