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次の業務を「プラスアルファの経験」にする
仕事に対するスタンスを受け身からもうちょっと主体的に変えることで、学びの幅もキャリアの選択肢も増えてくると思います。
異動前の仕事で得たスキルや経験を、次はまったく違う仕事だからといって白紙に戻してしまうのではなく、前の業務で得たスキルや経験をいかにして活用し、次の業務を自分の中で「プラスアルファの経験」にしていけるか、それがポイントです。
異なる仕事をそれぞれ単体のものとして受け身にとらえてしまうのではなく、相乗効果のある積み重ねにいかに自分の中でしていけるか――。その姿勢次第で、結果は変わります。
もちろんどこまで何をするべきなのかは、現在いる組織にずっといることを想定しているのか、それとも転職を含めたキャリア発展を考えているのかにより異なります。
しかしながら、仕事に対するスタンス、という意味においてはどちらにしても共通して持つべきは主体性であり、異なる業務や仕事を通じた自己の確立と発展でしょう。
したがって、ここでは仕事に対するスタンスに焦点を当てて話を進めます。
頂戴した相談を拝見するに、おそらく数年に1度人事異動があり、そのたびに仕事内容が変わってしまい、一貫したキャリア形成が難しい、ということを問題視しておられるのだと思います。
確かに表面的な仕事内容という意味においては、異動が定期的にある限り、そう考えてしまうことも理解できます。
しかしながら、それは公務員というお立場だけではなく、一般の民間企業においても、とくに会社規模が大きければ大きいほど、そういった定期的な人事異動は発生するものです。
ジョブローテーションとしてむしろそれが前提になっている企業も多数あるほどです。
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