日本人はアメリカ株投資の魅力をわかってない 30年で12倍と「ピークに戻ってない市場」との差

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ちなみに、アメリカ株に投資するには大手の証券会社でも扱っているが、変動の激しいアメリカ株に投資するのであればオンライン証券の活用を強くお勧めしたい。

現在、SBI、マネックス、楽天、DMM.com、SMBC日興、GMOクリック、岡三、One Tap BUY(2月1日よりPayPay証券)といったオンライン証券がアメリカ株を取り扱っているが、1株投資はもちろんのことリアルタイムで売買できる証券会社もある。

例えば、マネックス証券のアメリカ株投資のアプリ「TradeStation」を使えば、リアルタイムで時間外取引も含めたアメリカ株投資ができ、「全決済」ボタンひとつで即座に成行でポジションをクローズすることもできる。価格変動の激しいときには、非常手段として決裁してしまうことも可能だ。

アメリカ株を売買するのに成行では不安だと思う人が多いかもしれないが、最近では日本株同様に指値、成行どちらでも投資が可能な環境ができている。

後は情報収集だが、楽天証券のように細かな情報データが日本語でわかりやすく解説してある情報サイトもある。以前とは大きく異なる投資環境が整備されている。

1株投資で気軽に資産形成が可能!

日本の株式市場にも、爆上げするような銘柄は数多くある。しかし、アメリカ株の最大の魅力はやはり1株で投資ができることだ。少ない金額で、気軽に投資が可能になる。

周知のように、アメリカ株は連日、最高値を更新するなどコロナ収束後を先取りする形で上昇を続けてきた。今後、遅かれ早かれアメリカの中央銀行である「FRB(連邦準備制度理事会)」は「テーパリング(緩和縮小)」に動くはずであり、それに先駆けてアメリカ株には調整が入る。要するに、高くなりすぎた株はやがて下がる日が来る、ということだ。そんな機会を見て、大きく下がったところを拾う投資法もいいだろう。

むろん、こまめに売買を繰り返して利益を上げるのもありだ。少なくとも、オンライン証券の売買手数料は、日米合わせても数百円程度。気軽に投資できるマーケットと考えていい。

岩崎 博充 経済ジャーナリスト

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いわさき ひろみつ / Hiromitsu Iwasaki

雑誌編集者等を経て1982年に独立し、経済、金融などのジャンルに特化したフリーのライター集団「ライトルーム」を設立。雑誌、新聞、単行本などで執筆活動を行うほか、テレビ、ラジオ等のコメンテーターとしても活動している。『老後破綻 改訂版』(廣済堂出版)、『日本人が知らなかったリスクマネー入門』(翔泳社)、『「老後」プアから身をかわす 50歳でも間に合う女の老後サバイバルマネープラン! 』(主婦の友インフォス情報社)など著書多数。
 

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