ただ、2021年に入ってインドの自動車販売は上向いている。2月の乗用車販売台数は前年同月比17.9%増の約28万台となり、2月の販売として過去最高を記録した。
インド国内でスズキ向けに供給する部品メーカーの財務担当者らは「インドはようやく回復局面に入った」と口をそろえる。
スズキの鈴木俊宏社長は2019年、首都大学東京(現・東京都立大学)で学生向けに行った講義で「インドは2030年には(新車販売が)1000万台の市場になる。当社はその半分の500万台を売りたい」と語るなど、インドの成長へ熱い期待をかけてきた。
激化する中国、韓国勢との競争
とはいえ、500万台目標の達成は容易ではない。インド市場の成長ポテンシャルに目をつけた長城汽車や上海汽車といった中国勢や、韓国の起亜自動車が近年相次いでインド市場に参入しており、スズキを取り巻く競争環境は厳しくなっている。
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