乗ればわかる横浜ロープウェー「1000円」の真価 “移動もできる"展望アトラクションの活用法

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建設にあたっては、横浜を代表するみなとみらいの景観への配慮が求められた。海上に建てる支柱は「丸型鋼管4本支柱」と「トラス形状4本支柱」、「丸型鋼管1本支柱」の3タイプを候補に検討。安全性を考慮したうえで、視界を妨げにくい丸形鋼管4本支柱を選んだ。支柱の色はグレーだが、よく見ると、空と調和するように上へいくほど明るい色になっている。基礎部分も航行する船舶の安全性に加え、汽車道からの目線の高さより低くなるように留意した。

運賃は片道1000円

片道券は大人(中学生以上)1000円、子ども(3歳〜小学生)500円。ほかに往復券(大人1800円、子ども900円)や20人以上の団体割引(1割引)、障がい者割引(半額)があるが、移動のための乗り物としてはかなり強気の値段設定のように思える。

同社によると、周辺の観光施設を参考にして決めたという。横浜ランドマークタワーの展望フロアの入場料金は大人1000円で、大観覧車「コスモクロック21」は900円(3歳以上)。ロープウェーも展望のためのアトラクションとしてみるのが妥当だ。大観覧車と片道のセット券は大人1500円、子ども1200円。ロープウェーの運賃は、鉄道と同様に届け出制で柔軟には変えられないため、セット券では観覧車が大人は実質500円ということになる。

ヨコハマ・エア・キャビン
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  • ゴンドラからはみなとみらいが一望できる

    ゴンドラからはみなとみらいが一望できる
    (記者撮影)

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  • エスカレーターが付いた「新港サークルウォーク」
  • サークルウォークは新港地区の中心にある
  • 臨海部に開通した「女神橋」。徒歩での回遊が
  • 女神橋の北側から見た横浜ハンマーヘッド(左奥)
  • ゴンドラからはみなとみらいが一望できる
  • 桜木町駅の乗り場を出発するゴンドラ
  • 大観覧車や赤レンガ倉庫などがある
  • 片道630m、所要時間は約5分
  • 広場を過ぎれば運河パーク駅に到着
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