11日に行われた桜花賞に続いて、この週末(18日)は3歳牡馬のクラシック競走・皐月賞(G1、中山競馬場第11レース、距離2000メートル)が行われる。桜花賞を勝った白馬のソダシは美しく同時に力強かった。本連載の筆者・小幡績先生の予想も見事に的中した。筆者も続きたいものだ。
さて、コーナーがきつく、短い直線に坂がある皐月賞の設定は日本のG1競走としては、やや特殊だ。しかも、天気予報では週末は雨が降る可能性が小さくない。
皐月賞は1番人気予想のエフフォーリアより「あの馬」
「前哨戦のルート」としては、G1である「ホープフルステークス組」よりは、2着、3着の馬が次に重賞を勝っている「共同通信杯組」の方が、世評は上のようだ。
しかし、共同通信杯を完勝して1番人気が予想されるエフフォーリアの「切れ味」よりも、ホープフルステークス、弥生賞と皐月賞と同じコースと距離を経験したダノンザキッドの「力強さ」と経験が今回は勝るのではないだろうか。
弥生賞では、勝負所で反応がワンテンポ遅れる弱点が見えたが、川田将雅(ゆうが)騎手がペースの上がる皐月賞を見据えて抑える競馬を教えたニュアンスを強く感じた。いかにもトライアルの戦い方だった。本番では、もっと積極的なレースで力勝負に持ち込むのではないだろうか。騎手の腕を込みにして、この馬を本命に採りたい。
馬券的には面白くないが、エフフォーリアは対抗より下には落とせまい。
以下、好枠(1番)を引いて鞍上にクリストフ・ルメール騎手を得たアドマイヤハダルが3番手、常に追い込みが鋭いヨーホーレイク、先行力があるタイトルホルダー、積極的なレースができるとしぶとそうなシュヴァリエローズまでを押さえたい。
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