高くても売れる軽キャンピングカー人気の理由 駐車場の確保や利便性から積極的に軽を選ぶ

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レジストロのバンクベッド(筆者撮影)

乗車定員は4名。就寝人数はダイネットのソファをベッドに変換すれば大人2名、加えて、バンクベッドと呼ばれる室内前方上部のスペースに子供2名だ。幅1650mmのバンクベッドは、長さが変更できるスライド式で、長さを通常時1600mmから就寝時1800mmへ延長することが可能だ。さらに105Ahのサブバッテリーを搭載することで、エンジンをかけなくても家電製品を使える配慮もなされている。

レジストロの細部(筆者撮影)

M・Y・Sミスティックの担当者によると、このモデルのユーザーで最も多いのが「40歳代の自営業者」だという。特に東京など都市部に住み、小さい子供がいる3~4人家族が多い。そういった層は、500万円台のキャンピングカーを購入できる収入もあるが、大型車両ではマンションの駐車場などに停めるスペースがないこともあり、車体が比較的小柄な軽自動車ベースのこのモデルを購入するという。また、外装をあまり架装しない従来多かった軽キャンピングカーでは、就寝人数が大人2名ぎりぎりである車両が多い。その点、このモデルは、前述のとおり、大人2名に加え小さい子供2名も就寝が可能なため、ファミリー層が十分に車中泊を楽しめることも人気の理由だ。

さらに最近は、若い女性ユーザーも増えているという。ポップな外観に加え、全長3850mm×全幅1770mm×全高2480mmというボディサイズが、女性にも運転しやすいためだ。加えて、ここ数年は1人でキャンプをする「ソロキャンプ」が注目を浴びており、若い世代からの需要も伸びているという。

【5月11日17時15分修正】記事初出時、事実関係に一部誤りがあり当該部分をカットいたしました。

バンショップミカミ「テントむし」

バンショップミカミ「テントむし」のスタイリング(筆者撮影)

イエローの外装カラーや、かわいらしいフォルムが注目を浴びた「テントむし」を展示したのは、鹿児島県を拠点とする「バンショップミカミ」だ。ベース車両はダイハツの商用特装車「ハイゼット」で、荷台部分に設けられた純正のパネル部分を改造しキャビンにした仕様だ。

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