横浜ロープウェー、高さ40m「異常時」どう救助? 海保救難艇からはしご車まで出動して合同訓練

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救助要員は空中でゴンドラのドアを開け、中に入ると2人の乗客役に縛帯(ハーネス)を装着。乗客役は1人ずつ、ロープで吊られてゆっくりと真下で待機するボートに降ろされた。その後、海上保安庁の高速警備救難艇や鶴見消防署の救助艇「ゆめはま」に乗り移り、桟橋まで無事送り届けられた。

午前の訓練は2時間の予定だったが、風が穏やかだったこともあり1時間15分ほどで終了した。

陸上でははしご車が出動

一方、陸上での救助を想定した訓練は14時に開始。こちらは、はしご車が出動して消防隊員が活動のメインとなる。消防関係者には午前の部とは違った緊張感があった。

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訓練の舞台は大岡川にかかる北仲橋の上。片側3車線の一般道路のうち、2車線を使用することになるため時間の超過が許されない。予定では30分間だが、実際に訓練作業に充てられる時間はさらに限られる。

はしご車が短くサイレンを鳴らして現場に到着すると、付近を通りがかった歩行者が驚いた表情で視線を向けていた。はしご車は消防車メーカー、モリタの2006年製で35m級のはしごを搭載。バスケットと呼ぶはしごの先のかごの最大積載量は270kgという。

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