「ロマンスカーミュージアム」実物11両の本気度

「秘蔵」の歴代特急車両5車種を初の常設展示

小田急の「ロマンスカーミュージアム」に並ぶ歴代ロマンスカー。左からSE、NSE、LSE(記者撮影)
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沿線利用者や鉄道ファンを魅了した特急ロマンスカーの名車が一堂に――。小田急電鉄は4月19日、実物の歴代特急車両などを展示する「ロマンスカーミュージアム」を海老名駅(神奈川県海老名市)の隣接地に開業する。

ロマンスカーミュージアムは小田急初の屋内常設展示施設。同社はこれまで、1957年に登場した「SE」3000形以降のロマンスカー各車種をはじめ引退車両を多く保管し、イベントの際などに公開していたものの、常時展示はなかった。ファンにとっては念願の施設となる。

歴代ロマンスカーの実物がずらり

ミュージアムは海老名駅西口の歩行者デッキに直結し、地上2階建て・延べ床面積4300平方メートル。1階はロマンスカー5車種10両を展示する「ロマンスカーギャラリー」と、開業当時の車両「モハ1」の実物とともに小田急の歴史を紹介する「ヒストリーシアター」が広がる。

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2階は、2018年度に引退したロマンスカー「LSE」7000形の2階運転台を活用した運転シミュレーターや、新宿から箱根までの沿線風景をイメージした約190平方メートルの模型ジオラマと映像の流れるスクリーンを組み合わせた「ジオラマパーク」のほか、子ども向けのエリアやカフェなどを設置。屋上には海老名駅を見渡せるテラスもあり、ロマンスカーをはじめとする列車を眺めることができる。総工費は約35億円で、運営はグループ会社のUDSが担う。

ミュージアムの高橋孝夫館長は、展示されたロマンスカー全車種に乗務したことのあるベテランの運転士経験者。ロマンスカーの運転士になるための試験に合格した際の車両だったことなどから「とくに思い出深い車両」というLSEの前で、「運転士時代はお客様に安心して利用いただけるよう安全運行に努めてきた。これからはミュージアムでロマンスカーを通じ、笑顔や感動をつくっていきたい」と語った。

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