「仕事が終わらないと言う人」に欠けている視点

人生をより充実させる「スケジューリング」の技

リモートワークで仕事時間が増えた、と感じる場合は、時間の区切り方に問題があるのかもしれません(写真:asaya/PIXTA)
新型コロナウイルスの影響でリモートワークになったものの、勤務時間が「増えた」という人は少なくありません。通勤や飲み会に費やしていた時間が減ったことで自由時間が増えたにもかかわらず、時間がうまく使えないと考えている人もいるでしょう。本稿では、リーダーシップ・行動心理学の研究者であり、『タイムマネジメント大全』の著者、池田貴将氏が、プライベート時間を確保することの重要性を紹介します。

「終わるまで仕事する」のは絶対ダメ

自粛生活がスタートして1年が経ちましたが、あなたはこの1年間何をしてきたでしょうか? リモートワーク中は、普段以上に労働時間が増えている人も多いと聞きます。そういう人がやりがちなのが、「終わるまで」仕事をすること。出社や退社などの区切りがなくなった今、「この仕事が終わるまで」というような時間の区切り方は絶対にしてはいけません。

リモートワークをうまく使って人生を充実させるには、スケジューリングがポイントになります。

スケジューリングの初手にすべきことは、「プライベート時間」を先に確保することです。「時間が余ったらプライベート時間にしよう」と思っていると、ほとんどの場合はとれません。仕事が遅れたら自動的にズレこんで削られますし、テレビや動画をダラダラ見るような受動的な時間の使い方をしていたら、あっという間になくなります。

僕がすすめるタイムマネジメントは、「自分の時間を他人のためにささげる」のをやめて、プライベート時間をしっかり確保することで幸福度を上げるためのものです。ですから、プライベート時間を先にスケジュールに入れることは、最優先にしてください。

たとえば僕は食事や睡眠の時間をのぞいた次の5つで1日の予定を区切っています。

・起床~8時
朝のルーティンの時間です。運動、瞑想、ジャーナル、勉強、90分の重要タスクを完了させる5つを自分に課しています。

・8時〜13時
超重要なアウトプットをする時間です。僕の場合は、執筆、研究、事業計画、意思決定などをする時間で、集中する必要があるので、この時間は細かい仕事やメール・チャットなどはしないと決めています。

・14時~17時
ランチを食べて意識も緩んでくるので、作業的なタスクや書類を片づける時間にしています。考えるよりは「やれば終わるタスク」にあてるのがコツで、終わったら明日の分をやるのではなく、「自由時間」にしています。

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