野副・元富士通社長が富士通に再反論会見、「口止め料」2億7000万円を捨ててでも求めるものとは【会見詳細】

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--ファンドが反社会的勢力とつながっているという説明について納得したのか。

ファンドは相手企業との関係で、富士通と関係していない。ファンドとの関係で反社会的という言葉すら頭にはなかった。反社会的というにはかなり慎重に調査すべきと思う。ただ、断定的に反社会的と指摘された場合、その場でそうではないと反証するのは困難。自分だけが知らなかったのか、となって抗弁のしようがない。

(弁護士)相談にこられたとき、野副さんは、ファンドが、100%反社会的勢力とつながりがあったと信じていた。

--ニフティの売却にあたって、ニフティ側の反応は。

社長になった時からニフティの企業価値向上は課題と認識していた。ニフティとは当社の担当者と先方が交渉し、私は直接話していない。組む相手についてニフティ側がウェルカムではないことは協議の議事録を読んで感じていた。7月に案件を再開したが9月には辞任となったので、再開についてのニフティの意志を理解する時間はなかった。
 
--辞任の受け入れにあたって秋草氏に同意を求めているが、富士通では秋草氏が権力を握っているのか。

秋草さんに確認したのは、秋草さんが最後は助けてくれると思っていたんだと思う。私は秋草さんの下で働いてきましたし。

--状況説明や録音からは秋草氏にはめられたように見えるが、そう思わないか。

分からない。ガバナンスが効いていないという事実はあると思う。自分も社長としてガバナンスをしっかりしたいと思っていたが。
(東洋経済オンライン)

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