千葉県知事選で圧勝、熊谷俊人氏が語った原点

「信長より家康」に関心を持った子ども時代

千葉県知事に当選した熊谷俊人氏。2013年当時に語っていたその原点とは?(撮影:田所 千代美)
千葉県知事選が3月21日に投開票され、元千葉市長の熊谷俊人氏(43)が当選しました。過去最多の140万票あまりを獲得し、自民党が推薦した候補らに圧勝した形です。
熊谷氏は、千葉市議会議員などを経て、2009年に31歳で千葉市長に就任。当時、政令指定都市の中で最年少の市長と話題になりましたが、それから現在に至るまでの実績などが評価されました。昨年はコロナ禍に苦しむ千葉市内の飲食店に独自の支援制度を創設、今後は県全体でも国に先駆けたコロナ対策が必要とし、疲弊する保健所で働きやすい環境を作ることなどを掲げています。
東洋経済オンラインは2013年、再選され2期目を務めていた熊谷氏を記事で取り上げています。「政治家なのに、ギラギラ感がない」「国政よりも、断然、地方自治」「いい意味で政治家の既成概念を裏切ってくれる」――そう紹介していました。
当時、東洋経済オンラインの取材を受けた熊谷氏が語っていた自身の原点とは?その当時の記事を再掲し、ご紹介します(記事中の表記はすべて2013年8月17日配信時点のものです)

「歴史サイト」作りに没頭、大学2年時には学校に行かず

まず、子ども時代を振り返ってみよう。一言でいえば、熊谷は「歴史好き」の少年だった。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らが火花を散らす戦国時代から、江戸時代、明治時代へ――。誰もが普通に通る「歴史街道」なのだろうが、熊谷が人とちょっと違っていたのは、「子供の頃から、新しい仕組みを構築した人が好きだった」ことだ。しかも、織田信長もいいが、どちらかといえば徳川家康、さらには西郷隆盛よりは大久保利通。「あまり人気はないかもしれないが、新しい時代のシステムを作った人に興味を持った」。

サラリーマン一家で、政治とはまったく無縁だった熊谷が、政治に目覚めだしたのは中学生ぐらいだったという。1994年、高校1年のときに細川内閣が成立。日本の政治がガラガラと変わる予感がした。さらに1995年、阪神・淡路大震災が起きる。当時、神戸市に住んでいた熊谷は震度7の激震に見舞われた。

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