90年代スポーツカーが価格急騰でも狙い目な訳 懐かしのネオクラシックに乗る最後のチャンス

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第2世代GT-RのラストモデルとなるR34型(写真:日産自動車)

1960年代後半~1970年代前半に生産された国産クラシックカーに対し、近年異常なほどの盛り上がりをみせているのが“ネオクラシック”と呼ばれる1980~1990年代にデビューした国産車たちだ。ネオクラシックでも人気のきっかけとなり、中心的な存在となっているのが前出のケンメリGT-Rから16年を経て復活した第2世代の日産スカイラインGT-R(1989~2002年)。

左は3代目RX-7(FD型)、右は2代目サバンナRX-7(FC型)だ(写真:マツダ)

そのほかにも日産ではS13系シルビア(1988~1993年)&180SX(1989~1999年)、トヨタではAE 86カローラレビン&スプリンタートレノ(1983~1987年)、A80系スープラ(1993~2002年)、ホンダでは初代NSX(1990~2005年)、EK9型初代シビックタイプR(1997〜2001年)、DC2/DB8型初代インテグラタイプR(1995~2001年)、S2000(1999~2005年)、マツダではFD3S型RX-7(1991~2003年)、ほかにも三菱のランサーエボリューションⅠ~Ⅸ(1992~2006年)やスバルのインプレッサWRX(1992~2007年)など、40代前後の読者にとっては懐かしいクルマも多いだろう。

ほかにもトヨタマークⅡ系の3兄弟(マークⅡ/チェイサー/クレスタ)やソアラ、日産セドリック/グロリアやレパードなど高級セダンやスペシャリティカーも、グングン価格が上昇している人気モデルとなっている。

昔は100万円以下で手に入ったクルマも今は高嶺の花

40代前後、さらにその上の世代にとって、R32〜R34のGT-RやS13系シルビア、AE86、A80系スープラと聞くと懐かしさを覚えるだろう。それに、まだ旧車というイメージも少ないかもしれない。実際に数年前、十数年前であれば100万円以内、中にはタダ同然で買える手頃なスポーツカーだった。それが今では、200万円や300万円が当たり前、程度のいいクルマや限定車ともなれば1000万円の値付けも珍しくない。中にはR34型GT-Rが業者オークションで3300万円超という落札額がついたケースもある。もはや絶版国産スポーツは、新車スーパースポーツも越える価値になっているのだ。

そのため資産として90年代前半の国産スポーツカーを購入する自動車愛好家も増えている。また、当時はお金がなくて手が出なかったり、家庭環境の変化で手放してしまったりしたユーザーも余裕が生まれ、ネオクラシックカーを購入するというケースも多い。さらに漫画や映画の影響から90年代前半のスポーツカーに憧れを抱く若いクルマ好きも多い。

A80型スープラ(写真:トヨタ)
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