“刺さる”DMで効果20倍、富士ゼロックスの「物販」卒業


 真っ先に打ち切ったのは、出稿料が高額な新聞への広告だ。タウン誌への出稿もやめた。残った宣伝方法がDMだった。確かにコストは抑えられる。だが経験上、消費者の反応は鈍く、当初の期待度は低かった。

ゼロックスのDMサービスは、ワンストップが特長だ。依頼する側の要望に合わせて、データ分析からDMの企画やデザイン、印刷、発送、結果分析までを一括で請け負う。

既存の顧客データと新たに実施するアンケートを基に、専門家チームがDM反応率の高そうな層を抽出する。今回は「消費パターン」と「求める価値」の2軸で4分し、商品を絞り込んだ。消費に慎重かつ旅行に実益を求める「堅実フォロワー」には、西欧3国周遊の旅を提案するといった具合だ(下図参照)。


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先陣切った米国の生産再開<br>透けるトヨタの“深謀遠慮”

米国でトヨタ自動車が約50日ぶりに5月11日から現地生産を再開しました。いち早く操業再開に踏み切った背景にあるのが、日本の国内工場と米トランプ政権への配慮。ドル箱の米国市場も国内生産も守りたい巨大グローバル企業の深謀遠慮が垣間見えます。