“刺さる”DMで効果20倍、富士ゼロックスの「物販」卒業


 世界的にもDM市場は急成長している。「ターゲットが明確な場合の有効性が認知され、北米を中心に急浸透している」(ガートナージャパンの三谷智子アナリスト)という。日本でも、その価値にいち早く気づいた企業から、テレビCMを打ち切り、DMへのシフトを進めている。

 

「複写機は卒業」を宣言 モノ売りの歴史に終止符

当然、競争は激しさを増す。市場急成長を牽引しているのがデジタル印刷機の進化であるため、ライバルは広告代理店ではなく、機器メーカーだ。米ヒューレット・パッカード(HP)は、特許を持つ高精細な液状インクで攻勢をかける。出遅れていたキヤノンは今年、高速機のオセ社(オランダ)を買収した。オセ社との開発提携を終了したコニカミノルタホールディングスも、8月に初の自社開発高速機を投入する。これまでは技術で抜きんでていたゼロックスだが、ライバルが次々と同じ土俵に上り始めた。


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先陣切った米国の生産再開<br>透けるトヨタの“深謀遠慮”

米国でトヨタ自動車が約50日ぶりに5月11日から現地生産を再開しました。いち早く操業再開に踏み切った背景にあるのが、日本の国内工場と米トランプ政権への配慮。ドル箱の米国市場も国内生産も守りたい巨大グローバル企業の深謀遠慮が垣間見えます。