韓国ドラマにやたら「サブウェイ」が出てくる訳 過剰なまでのプロダクトプレイスメントの効果

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サブウェイは、自社製品が登場した韓国ドラマの数を公表していないが、ニューヨーク・タイムズ紙が非公式に集計したところ、17番組に登場していることがわかった。つまり、多くの人々が同社の「コールドカットコンボ(サンドイッチ)」を目にしていることになる。

全世界で2億300万人以上の会員数を誇るNetflixは、韓国ドラマの代表的なポータルとなっている。昨年12月に待望の韓国ドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」がNetflixで配信されると、配信開始1カ月で2200万人の視聴者が番組を視聴した。

サブウェイは、韓国ドラマに登場する商品をクールなものの先駆けとしてスマートに表現することで、番組を見る機会が増えているアメリカの視聴者にも新鮮なイメージを提示している。

高齢者がケーキの代わりに「サブウェイ」

最近では、同社は、アイルランドの裁判所が「パンではない」と判断したパンや、「ツナではない」と訴訟を起こされたツナが問題視されている。

しかし、テレビでは、清潔なサブウェイの店舗は明るい色でポップに彩られ、ビジネスミーティングや社交界のゴシップ、美しいカップルのデートの舞台となっている。韓国のお年寄りは、クッキーや紅茶の代わりに、包装されたばかりのサブウェイのサンドイッチを用意している。いつ不意の客が来てイタリアサブを欲しがるかわからない。

人気の韓国ドラマ「愛の不時着」では、北朝鮮の兵士と韓国のビジネスウーマンが、サブウェイのサンドイッチを通じて共通の話題を見つける。

韓国の番組でプロダクトプレイスメントが本格的に始まったのは2010年で、韓国の厳しい放送法がネットワークの収入増加と韓国製品の宣伝のために規制を緩和したことがきっかけだった。仁川大学のマスコミュニケーション教授であるイ・スブン氏によると、2018年、韓国のネットワークは前年比15%増の1億1400万ドル相当のプロダクトプレイスメントを販売した。

番組はプロダクトプレイスメントから平均約90万ドルを回収しているが、2016年の「太陽の末裔」はその3倍の売り上げを記録したとイ氏は述べている。また、一部の視聴者からは過剰なプロダクトプレイスメントだと批判された。

パパ・ジョンズ・ピザのようなほかのアメリカ企業も韓国ドラマでプロダクトプレイスメントを使用しているが、サブウェイほど至る所に姿を現すものはない。

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