「過干渉な上司」からメンタルを守る3つの極意 在宅で評価が上がるマイクロマネジメント対策
テレワークで評価を高める報連相の3つのポイント、最後はツールの使い分けです。この1年で、コミュニケーションツールの選択肢が大幅に増えました。メール、電話だけでなく、ビデオ会議システム、ビジネスチャットツール……など、何を使えばよいのか迷うこともしばしばです。
これらのツールを大きく2つに分けると、文章が主か、会話が主かという違いがあります。メール、ビジネスチャットツールは基本的に文章だけでやりとりします。これらは、商談の経過や、事務処理などロジックを中心に進めるコミュニケーションに有効です。
一方で、詫び、対人関係の問題、自分のキャリアの相談などヒューマンな要素が中心になるコミュニケーションは、電話を含む音声での会話、ビデオ会議システムが有効です。というのも、相手の反応がつかみやすく、それによって発言の方向を調整、修正しやすくなるからです。
上司にとっても、ヒューマンな要素の絡むメールやチャットを部下と続けるのは、大きな負担でしょう。ベストツールを選んでコミュニケーションを取ってくる部下はありがたい存在。その結果、評価が上がっていきます。
電話だけでなく「メールを送る時間」も注意
まずは、「中間報告」「答えを用意した相談」「適切なツールの使い分け」、この3つを実践に移してみてください。そのうえで、働き方が変わってきた今だからこそ、気をつけてもらいたいことがあります。それは、報連相を行う時間についてです。
以前の仕事環境ならば、メールを遅い時間に送信しても、まったく問題にはなりませんでした。上司がチェックするのは、たいてい出社後の翌朝だったからです。しかし、最近は受信メールをスマホに転送している上司が増えてきました。
在宅勤務の上司が仕事を終え、家族と食事し、風呂も済ませ、くつろいでいるときに部下からややこしい問題のメールがスマホに届いたら、不快な気持ちになることもあるでしょう。こういった環境では、メールも電話と同じ感覚で使うほうが、お互いのためでしょう。上手に報連相を使いこなし、ニューノーマル時代に合わせたビジネススタイルを作っていきましょう。
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