「過干渉な上司」からメンタルを守る3つの極意 在宅で評価が上がるマイクロマネジメント対策

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テレワークで評価を高める報連相の3つのポイント、最後はツールの使い分けです。この1年で、コミュニケーションツールの選択肢が大幅に増えました。メール、電話だけでなく、ビデオ会議システム、ビジネスチャットツール……など、何を使えばよいのか迷うこともしばしばです。

これらのツールを大きく2つに分けると、文章が主か、会話が主かという違いがあります。メール、ビジネスチャットツールは基本的に文章だけでやりとりします。これらは、商談の経過や、事務処理などロジックを中心に進めるコミュニケーションに有効です。

一方で、詫び、対人関係の問題、自分のキャリアの相談などヒューマンな要素が中心になるコミュニケーションは、電話を含む音声での会話、ビデオ会議システムが有効です。というのも、相手の反応がつかみやすく、それによって発言の方向を調整、修正しやすくなるからです。

上司にとっても、ヒューマンな要素の絡むメールやチャットを部下と続けるのは、大きな負担でしょう。ベストツールを選んでコミュニケーションを取ってくる部下はありがたい存在。その結果、評価が上がっていきます。

電話だけでなく「メールを送る時間」も注意

まずは、「中間報告」「答えを用意した相談」「適切なツールの使い分け」、この3つを実践に移してみてください。そのうえで、働き方が変わってきた今だからこそ、気をつけてもらいたいことがあります。それは、報連相を行う時間についてです。

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以前の仕事環境ならば、メールを遅い時間に送信しても、まったく問題にはなりませんでした。上司がチェックするのは、たいてい出社後の翌朝だったからです。しかし、最近は受信メールをスマホに転送している上司が増えてきました。

在宅勤務の上司が仕事を終え、家族と食事し、風呂も済ませ、くつろいでいるときに部下からややこしい問題のメールがスマホに届いたら、不快な気持ちになることもあるでしょう。こういった環境では、メールも電話と同じ感覚で使うほうが、お互いのためでしょう。上手に報連相を使いこなし、ニューノーマル時代に合わせたビジネススタイルを作っていきましょう。

濱田 秀彦 マネジメントコンサルタント、ヒューマンテック代表取締役

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はまだ ひでひこ / Hidehiko Hamada

1960年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。住宅リフォーム会社に就職し、最年少支店長を経て大手人材開発会社に転職。トップ営業マンとして活躍する一方で社員教育のノウハウを習得する。1997年に独立。現在はマネジメント、コミュニケーション研修講師として、階層別教育、プレゼンテーション、話し方などの分野で年間150回以上の講演を行っている。これまで指導してきたビジネスパーソンは4万人超。

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