魅力は「山の中」にあり、岐阜県ご当地鉄道事情

新幹線でボーッと通り過ぎている場合じゃない

その名の通り長良川を何度も渡る長良川鉄道。山の中を走る鉄道は川の車窓も絶景だ(筆者撮影)
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人口重心という言葉がある。ひとことで言えば、すべての人が同じ体重としたときにその人々が住む地域を支えることができる重心を意味するらしい。つまりは人口分布の重心といった感じでイメージしておけばよさそうだ。で、日本の人口重心はどこにあるかというと、岐阜県関市である。つまり日本の中心は岐阜にあり、というわけだ。

どんな鉄道が走っているのか

わざわざ人口重心などを引かずとも、岐阜県は日本の歴史の中では何度も登場する主役級の地域である。つい先日まで放送されていたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でも、岐阜県がやたらと登場した。織田信長も斎藤道三も岐阜に城を構えていたのだから当たり前のことだ。それに天下分け目の関ケ原の戦いの舞台も岐阜県だし、岐阜県は日本の歴史の中でかなり重きをなしている。

県都のターミナル・岐阜駅を見つめる黄金の織田信長像(筆者撮影)

ところが、だ。いまの岐阜県はいささか地味である。3大都市の1つである名古屋を抱える愛知県のお隣ということもあってか、新幹線ではほとんどの人が通過してしまうということもあってか、そのあたりはわからないが、とにかく地元の人や周辺に住んでいる人以外にとって、あまり存在を意識する機会が少ない県なのだ。

そんな岐阜県にも当然だが、鉄道は走っている。数々の歴史的な出来事の舞台となって、日本の人口重心もある“日本の中心”岐阜県の鉄道はどうなっているのだろうか。

次ページ路線図では県南部に集中
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