誘拐される子供に共通する「ある趣味」の正体 犯罪者との接点はSNSやゲームから生まれる
SNSには性犯罪を狙う犯罪者たちがうようよしているのが現実です。警視庁で交流サイトを利用した犯罪の被疑者に犯行動機を聞いたところ、「児童との性交目的」が70%というデータが出たのです。
ところが当の少女たちにしてみれば、「これから性被害に遭いに行くんだ」と思っている子はまずいません。本気で「善意で助けてくれるいい人」と思っている子がほとんどなのです。
こうした事件は少なくない
2020年6月、別の児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された20代の会社員の男が再逮捕されました。容疑は2019年夏ごろにSNSで知り合った10代女性に「自宅に泊まっていいよ」と誘い、わいせつ目的で誘拐し、性的暴行を加えた疑いです。
男は容疑を否認しています。これはあくまでも推測だということをお断りした上で言いますが、否認しているのは、おそらく困っている女の子を自宅に泊めてあげただけ、という意識がどこかにあるためかもしれません。
2020年の7月にはSNSで知り合った埼玉県の女子中学生を、未成年者と知りながらホテルに連れ込むなどして誘拐した会社員の男(20歳)が逮捕されました。男はSNSで「ホテル行く?」などと女子生徒を誘い出し、合流。
その後、ホテルに入りました。同日、女子生徒の母親から「子どもに電話してもつながらない」と警察に届け出があり、その後、女子生徒は保護されたのです。このような事件を挙げればキリがないためこのあたりにしておきますが、実際のところ、ひっきりなしに起きているというのが現状なのです。
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