知らないと損「お金リテラシー」鍛える質問6つ 定期預金をネット銀行に変えるといくら得か?
❷約2100万円
❸約3200万円
❹約4300万円
A. ❸約3200万円
地方移住で新たに発生する出費も
都心から地方に引っ越すことによる家賃コストの減少は、20年の累計で3168万円と試算されました。
東京都杉並区、荻窪駅周辺の70㎡3LDKの賃料は23万7000円(※1)、地方の同じ広さの賃料は10万5000円(※2)。
その差は13万2000円、年間だと158万4000円です。それが20年続いたとすると、3168万円にもなり、建て売り住宅が1軒買えてしまいそうな金額ですね。ただし、ここで注意しなければならない点があります。
東京の職場に、新幹線を使って頻繁に行くことになってしまったら、そのコストは非常に大きくなります。新幹線代は1往復で8000円程度かかります。また、地方は都心ほど交通の便がよくありません。自動車がないと不便になり、自動車維持費という新たな出費が増える可能性もあります。
ちなみに、週1回程度の出勤であれば、新幹線代も4週分の3万2000円ですみます。まだまだ毎月10万円は浮くので、検討の余地はあるかもしれません。
テレワークが広がる中、近ごろは地方への移住が注目を集めています。ただ、移住には引っ越し代など大きな費用がかかります。安易に決定せず、勤めている会社の当面の方針をよく確認しながら考えましょう。
補足説明)
※1 荻窪駅の1㎡当たりの賃料は、某賃貸情報サイトによると3389円(2020年10月現在)。その数値を参考に計算。
※2 新幹線を使って1時間で都心に出られる地方を静岡県三島駅と仮定。同じサイトによると、1㎡当たり1508円(2020年10月現在)。それを参考に算出。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら