目的と手段が混ざる人に教えたい「思考のコツ」 儲からない同質化競争を避けるために役立つ

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一方、目的に対して「より根本的な原因」を解明する思考もあります。これは戦略を考えるうえでも、とても重要です。身近な例として「発熱」した場合で考えてみましょう。

発熱に対する打ち手として「頭に氷枕を当てる」という打ち手が考えられますが、これは「対症療法」にすぎません。「なぜ発熱したのか」という根本原因に対処しないと、再び発熱する危険性をはらんでいます。

なぜ発熱したのか?→体力不足だから?→なぜ体力不足なのか?→睡眠不足だから?→なぜ睡眠不足なのか?

このように「WHY?WHY?」を繰り返します。これによって根本原因に近づくことができますから、そのうえで根本原因に対処するのです。

根本原因を突き止めて手を打つ

ただし、必ずしも対症療法が不要というわけではありません。例えば火事の場合、水をかけて火を消すという対処をしなければ、延焼して家が燃え尽きてしまいます。ただ、「なぜ発火したのか」という根本原因を突き止めて手を打たないと、再び発火する恐れがあるというわけです。

(画像提供:KADOKAWA)
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