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目的と手段が混ざる人に教えたい「思考のコツ」 儲からない同質化競争を避けるために役立つ

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  • 菅野 寛 早稲田大学ビジネススクール教授
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このように「相関関係と因果関係を混同しない」「因果関係の原因と結果を間違えない」ことは重要です。そのうえでどちらが原因で、どちらが結果であるかを知る方法としては、次の一例があります。

・時間差の確認
認知度の向上と販売量の向上のどちらが先に起こったのか
・消費者行動の確認
先にこの商品の存在を知ったから、わざわざお店に行って買ったのか。この商品を知らなかったが、たまたまお店の棚で見かけて買ったのか

何が目的かを明確に意識する

「相関関係と因果関係を混同しない」ことに加えて、「目的と手段を混同しない」ことも大切な思考です。目的が異なれば、「何が問題か」「どんな手段をとるべきか」がまったく異なります。そのため、今そこにある目的だけを見るのではなく、「より上位の目的」を明確に意識し、そこから適切な手段を考えることがとても重要なのです。

では「太りすぎていることが『問題』」と考えていることを例に考えてみましょう。この場合は「問題=太っていること」「目的=やせること」になります。そのため「いかにやせるか」が「論点」になり、これに対して運動やダイエットといった「手段」を考えがちです。

でも、そもそも何のためにやせるのでしょうか。やせることが最終目的ではなく「健康になること」「モテること」が「より上位の目的」であるかもしれません。

目的が異なれば、手段も変わります。もしも、モテることが目的であれば、「やせる」よりも「お金持ちになる」が手段になるかもしれません。そうなると、「太っていることが問題」ではなく「お金持ちでないことが問題」になり、お金持ちになるための手段を考える必要があります。

このように、より上位の目的を見定めないことには、間違った手段をとる危険性があるのです。

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