「自己中心的な子」の親がしがちなNG言動4つ 攻撃的な子は強く叱ればいいと思っていない?

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① 「なんでできないんだ!」

子どもが何か物事に取り組んでいて失敗したときに、強く否定したり、攻撃的な言動をしてしまうと、子どもはその反動でカッとなってしまいます。それと同時にやる気も失ってしまうでしょう。

特に子どもが何度も同じ失敗を繰り返したときなどにイライラしてしまうかもしれませんが、親や指導者は、グッと堪えて、自分自身の怒りをしずめる必要があります。叱る必要があるときには、物事に取り組んでいた中で、いいところ、できているところを認めつつ、アドバイスをするような気持ちで接しましょう。

「やっていることは知っているよ、でもこうしたほうがいいよ」などと優しく語りかけることが大事です。自分のカッとなる気持ちを抑えて、できる限り穏やかに、大人の対応を心がけていきましょう。

調子がいいときに「放置」しない

② 放置する

自己中心的な子は調子がいいときに、よく言うとノリノリになり、見るからに明るく振る舞いますが、悪く言うと図に乗って周りが見えなくなる傾向があります。自分の考えだけで突き進み、その分、失敗が舞い込みやすくもなります。知らないうちに、周りからの反感を買うときもあるでしょう。

親や指導者がやってはいけないのは、子どもが調子のいいときに、「放置」してしまうことです。自分が正解だと思って、ひたすら突き進んでしまうので、あなたが気づかせてあげるつもりで言葉がけをしてあげましょう。

周りを見渡すのが下手なので、親や指導者は、子どもが客観視するための教えが必要です。

例えば、子どもがスポーツチーム内の一員であったなら、「腰をすえて周りを見てみようか」「ほかのメンバーたちが困っていたら、教えてあげてくれないか」などと、自分以外の人に目を向けてもらうようにしましょう。思いやりを持って、客観視する言葉がけをしていれば、失敗することも少なくなるはずです。

③ 「いい感じ」などの抽象的な褒め言葉

子どもを褒めるときに、「いいよいいよ、その調子」「いい感じだよ」と抽象的なことを言っても、伝わりません。そういったなんでもない部分で褒めすぎると、調子に乗って、周りが見えなくなることもあります。

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