急増する「リモート太り」を回避する3つの方法 在宅ワークの普及で「健康格差が拡大」する

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もうひとつ、リモートになって、自分の全体像が人から見られにくくなった、ということも在宅太りの大きな原因だと思います。少し太って身体が大きくなっても、リアルと違って誰も指摘するわけでもない。リアルで会っていれば、人からどう見られるかを気にして、やせようとしたり、食事に気をつけたりしますが、それもなくなってしまった。

オンラインでは、顔が映るだけだからです。人に見られないことも、ライフスタイルが緩む原因だと思います。リモート会議ではカメラをオンにする、外出する回数を増やすなどして、人から見られる機会を増やすようにしてみましょう。

在宅勤務で健康格差が広がる

みなが一様に通勤していたころは、運動量も食事もある程度均一化されていました。しかしリモートワークが進めば進むほど、それらはこれまで以上に個人の裁量に大きく左右されることになり、健康格差がどんどん広がっていってしまうと考えられます。

きちんと運動や食生活を意識している人は、働き方の自由度が高まれば高まるほど、自分の理想の生活を追求していくことができます。一方で、ヘルスリテラシーが低いと、運動不足や間食の増加などにより、在宅太りや不健康になり、仕事のパフォーマンスも低下していく事になるでしょう。

これからますます、セルフコンディショニングができる人、できない人の差が広がっていくと思います。ぜひ自分にあったコンディション法を編み出して実践してください。

平井 孝幸 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)CHO室室長代理、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター研究員

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ひらい たかゆき / Takayuki Hirai

東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、ゴルフ事業で起業。2011年DeNA入社。2015年従業員の健康サポートを始める。2016年健康経営の専門部署CHO室を立ち上げる。2019年同社での取り組みが経済産業省と東京証券取引所から評価され、健康経営銘柄を獲得。翌年も連続して獲得する。2018年DBJ(日本政策投資銀行)健康経営格付アドバイザリーボード、PGA(日本プロゴルフ協会)経営戦略委員会アドバイザー等を歴任。

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