南アフリカ、コロナ変異種が感染急拡大要因に 「501.V2」、ゲノム研究者チームが突き止める
南アフリカ共和国のゲノム研究者のチームは、新型コロナウイルスの新たな変異種が同国の感染急拡大を引き起こしていることを突き止めた。
この2カ月間に採取した検体の調査で「501.V2」と呼ばれる変異種が一段と占めるようになっていることが分かった。ムキゼ保健相が18日、調査結果を報告した同チームと共に臨んだオンライン形式の会見で明らかにした。
ムキゼ氏は「臨床医らはさらに、臨床疫学的状況の変化についても事例証拠を提示してきたが、特に、重症疾患を示す併存疾患のない若年患者の割合に増加傾向が見られると指摘している」と述べた。
調査結果については、世界保健機関(WHO)に報告したと同氏は説明した。
南アでは今月、1日当たりの感染件数が倍増し、政府はコロナ第2波の到来を先週宣言した。保健省のデータによると、累計感染者数は約90万人に上る。
原題:South Africa Finds New Covid Variant Is Driving Second Wave (1)(抜粋)
著者:S'thembile Cele
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