今度の年越し「終夜運転」する路線・しない路線 「感染拡大なら中止」留保付きで実施の鉄道も

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縮小

東急は2001~2002年の年越しまで終夜運転を行っていたが、その後は2013~2014年の年越しに東横線で再開するまでは主要路線での終電繰り下げ、始発繰り上げのみとなっていた。もともと終夜運転にはあまり力を入れていない鉄道であるといえる。また、同様に終夜運転に積極的ではない西武鉄道も、11月20日に終夜運転や終電繰り下げ・始発繰り上げを行わないと発表した。

2019年元日の日の出直後、多摩川を渡る小田急ロマンスカーGSE(編集部撮影)

一方、これまで力を入れていた鉄道が縮小・中止に乗り出すという事例もあらわれた。小田急電鉄は11月20日、今回の年越しは終夜運転を行わないと発表し、臨時特急「ニューイヤーエクスプレス号」「メトロニューイヤー号」と、早朝の町田―片瀬江ノ島間の普通列車のみ運行するとした。

小田急は、例年なら江ノ島の江島神社への参詣や初日の出の見物客など、沿線各所の寺社や初日の出スポットへの利用者が多い路線だ。コロナ禍により、そういった需要が大きく減ると考えたうえでの判断であろう。

JR・メトロ・京成は実施

一方、終夜運転を行う鉄道会社もある。代表例はJR東日本だ。同社は11月17日、首都圏の12路線で終夜運転を実施し、さらに伊豆や犬吠埼・南房総・河口湖へ初日の出鑑賞のための列車を運行すると発表した。ただし、東京ディズニーリゾートが年越しの時間帯にオープンしないため、京葉線の終夜運転は行わない。東京メトロも全線で実施する。ただし、銀座線や丸ノ内線は例年よりも本数を減らして運転する。

JR東日本や東京メトロを含め、関東の大手鉄道各社は軒並み11月中旬~下旬にかけて終夜運転について発表した。

筆者は11月中旬以降、未発表の関東圏の鉄道各社に問い合わせていた。沿線寺社などと協議しているという会社もあれば、「検討中」というところもあった。未発表の各社はいずれも判断に悩んでいるようだった。一方、いくつかの著名な寺社に問い合わせると、例年通り元日深夜0時からの参拝は受け付ける、とのことだった。

11月末時点で沿線に高尾山薬王院がある京王電鉄、成田山新勝寺がある京成電鉄、三浦半島での初日の出鑑賞や川崎大師平間寺の参詣に多くの利用者がある京急電鉄は未発表だった。

その後、京成電鉄は12月4日に終夜運転の実施を発表した。本線・金町線・押上線で普通列車を運転するほか、大みそかから元日にかけてスカイライナー用のAE形を使用した「シティライナー(成田山開運号)」も1往復運転する。

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