不況時の「食品人気」
トップ100を見ると食品会社が目立つ。明治製菓が前年の30位から6位に躍進し、初のトップ10入りを果たしたのをはじめ、21位のロッテ(前年42位)、22位のカゴメ(前年38位)、24位の味の素(前年26位)など食品13社が100位内に入った。
そのうち11社が前年からランクアップし、不況時の「食品人気」を印象付ける結果となった。
「味の素」が理系で初の1位に
理系総合では、食品の躍進が際立つ結果となった。味の素が初の1位(前年5位)に輝いた。食品がトップになるのは1978年の調査開始以来初めてのこと。
また、3位のカゴメ(前年10位)、6位の明治製菓(前年22位)をはじめトップ100位内に食品が23社ランクインした。
「味の素は食品分野にとどまらず、医薬・健康分野、アミノサイエンス分野と幅広い事業分野を持つ。また、世界22カ国・地域に拠点を置き、グローバルな展開を行うなど、活躍フィールドの広さをイメージしやすい点が、すべての理系学生にとってプラスに作用したのではないか」(マイコミ)。
選んだ理由では、「業界上位である」「安定している」「やりたい仕事ができそう」が上位を占める結果となった。
総合2位は前年同様にパナソニック。理系男子では初の1位となった。
「業界上位である」「安定している」こと以上に、「技術力が高い」ことが、理由として挙げられていた。