植草:でも、普通はそのひとめぼれが、なかなか自分のものにはできないわけですよ。自分のものにしたテクニックを知りたいな。
みはる:テクニックという自覚はなかったんですけど(笑)。私はよくいえば「面倒見のいい先輩」、悪く言えば「お節介おばば」という一面があって、もともと「うちでご飯つくるから食べる?」と、後輩たちをよく誘っていたんですね。最初はその中の1人として声をかけました。人に何かして喜んでもらうのが好きなんです。姉と2人姉妹の次女なんですけど。
植草:珍しい。普通は弟さんや妹さんがいる人は小さいときから面倒見ていて、そういう気質になって。それが母性本能になって、恋愛で花開くことが多いんです。
みはる:逆に下にいないから、お姉さんぶりたいのかも。
植草:以前にご一緒した時にお聞きしたんですけど、一度ご結婚されているんですよね?その影響かもしれません。
みはる:そうですね。23歳で一度結婚しています。
褒めちぎったり、ちょっかいを出したり
植草:なかなか初婚だとできないものなんですよ。それで、数ある後輩の中から、どういったタイミングでグッと近づいたんですか。
みはる:好き好き光線は私から出していたので、「僕のこと、この人好きなんじゃないか」とたぶん思っていたんじゃないですかね。そういうのを出しつつ、「もしかして向こうもいいと思ってくれてるな」と感じたときにいきました。
植草:そこで、ガッと。
みはる:そうですね。やっぱりひとめぼれしてすぐは「私、好きなんですけど」とはいきづらいですから。
植草:好き好きオーラというのはどういったものですか。
みはる:褒めちぎったり、逆に「シャツ出てるし」と、ちょっとだらしないところを指摘してちょっかい出したり。そういうのをチラチラ。
植草:シャチホコさんも褒めてくれて心地よかったんでしょうね。
みはる:それはあると思います。まだ22、23歳で、ステージをそれほど経験していないから、アドバイスしてくれるいい先輩はたくさんいても、「うまいね」とただ褒めてくれる先輩ってなかなかいないので、うれしかったんじゃないですかね。
植草:相手の生活や生き方に同調して褒めてあげないと、相手は自分のほうには向きませんよね。でも、それがなかなかできないんですよ。交際相手の女性を怖がる男性は多いですよ。「お母さんは優しいのに、なんで彼女はこんなに怖いんだろう」と。旦那さんにとってみはるさんは頼れるし、話も聞いてくれるし、お母さんみたいな人ですよね。
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