人気YouTuber襲う「粘着ストーカー」の迷惑実態 ゆゆうた、水溜りボンド、ヒカルも被害者に
2019年8月には、YouTuberのヒカルが2018年10月に引っ越したばかりの新居から引っ越さざるをえなくなったことを動画で報告。同じマンションの住人から玄関で待ち伏せしたり、その様子を撮影されたりのストーカー被害を受け、身の危険を感じたためだ。
2020年10月には、YouTuberグループ・水溜りボンドが撮影部屋にしているトミーの新居(トミーハウス)の周囲をうろつくストーカーに困り果てていることを動画内で公開。動画内でトミーハウスの全貌公開していたことで特定されてしまったようで、「命の危険さえ感じる」「怖いよ、生きていくのが」と恐怖心を隠していない。
ほかにも「フィッシャーズ」「ヒカキン」「みきおだ」「ゆきりぬ」など多くのYouTuberが、ストーカー被害に遭ったことを告白している。
ストーカーにとどまらず、殺害予告を受けたYouTuberもいる。
2020年7月にははじめしゃちょーが、殺害予告を受けたことを告白。Twitterの「やっとついたぁーw 今から侵入してやるわ。しね」という投稿には、はじめしゃちょーの自宅前の写真が添付されていた。殺害予告に気づいたファンが通報し、深夜3時に静岡県警がはじめしゃちょーの自宅を訪問、事件を知ることになったというわけだ。殺害予告はほかにも数件確認できる状態であり、警察官が警備する事態となった。
YouTuberの桐崎栄二は過去に何度もストーカー被害を受けており、監視カメラも設置済みだ。2020年10月には、不審者2人が自宅前で「妹に会いたい、桐崎家とご飯に行きたい」などと騒ぎを起こしている。不審者が立ち去った後には、玄関に「殺す」の文字がスプレーで書かれ、玄関一面に手紙がはられた状態となっていた。
ほかにも、ヒカキンなども殺害予告を送られているという。成功や名声と引き換えのように、見知らぬ他人から「殺す」というメッセージを送られる恐怖を味わわされているのだ。言うまでもなく、殺害予告は脅迫罪、威力業務妨害罪などで罪に問われる行為だ。たとえ本気ではなくても偽計業務妨害罪に当たるなど、必ず罪に問われることは忘れてはならないだろう。
詐欺行為に巻き込まれたヒカキン
危害を加えられるだけでなく、冒頭でご紹介した鈴木ゆゆうたの例以外にも、なりすましをして犯罪行為に利用される例もある。
ヒカキンは2018年6月に、ヒカキンを名乗る認証バッジまでまねたTwitterの偽アカウントを作成されている。偽アカウントは、大量のiTunesカードなどの写真とともに「RT(=リツイート)した人全員にプレゼントします」と告知を投稿、数万のリツイートやいいねをされていた。詐欺被害につながる可能性が高く、ヒカキンも激怒している。
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