名古屋大エリート美女の『ケンカ上等』人生 『言う時は言う』の男前美女

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紹介者の女性(写真右)も東北大出のエリート美女。いずれ登場してもらいます!

僕は思わず採用担当者に共感してしまった。インタビューの冒頭で僕の手が緊張で震えたのは、黒田さんの美しさだけが理由ではない。弱みを見せまいとする対抗心のようなものを第一印象として受けたからだ。それではこちらも気が張ってしまう。

「挫折経験や弱点はないから仕方ない」と言われたらそれまでだが、それが逆に黒田さんの線の細さと余裕のなさを想像させる。商社に入って理不尽なことがあったら、すぐに切れて辞めてしまいそうだ。この感想を黒田さんに伝えたところ、彼女はムッとした表情で答えを返してきた。

「日本社会では(頭が)足りていない女性が愛らしいとされるのはわかります。でも、足りていても愛らしければいいのではないでしょうか。私は今の会社でも意見をはっきり言うことで有名ですが、かわいげがないようにはならないようにしています。一回り以上も年上の上司からは娘のようにかわいがってもらっていますよ。50代60代のおじさんたちは、一度自分の意見を発したら取り下げることはできませんよね。プライドがあるから。だから、いったん引いて折衷案を出すようにしています。それでもしかられちゃうことがありますけどね」

面接での武勇伝

清々しいまでの自信に満ちた返答である。黒田さんが今の勤め先を選んだ明快な理由は後述するとして、就職活動期の武勇伝をもうひとつ。愛知県に本社がある繊維商社の面接中、採用担当者の態度に腹を立てて途中退室したというのだ。

「面接時間に遅れてきた揚げ句、足を組んでたばこを吸いながら面接するんですよ。ありえない、と思いました。足を組むのは許せるとしても、たばこを吸いながらは失礼すぎる。そのことを伝えて、『お時間をいただいたのはありがたいのですが、残念ながら私は御社に入りたくありません。ご縁がなかったのだと思います』と退室しました」

確かにひどい会社だが、きっちりたんかを切って途中退室するという黒田さんの実力がすごい。同調圧力の強い大企業には向かないタイプの実力とも言える。

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