幸せな転職は、ピザパーティで決まる!

「こんなはずじゃなかった」が減る

会社の素顔を見せるピザパーティ

ビズリーチでは、月に1度、第3金曜日の20時から「ピザパーティ」という社内交流会を行っています。もともとは社員だけが参加する会でしたが、今では、社員の紹介であれば誰でも参加できる場になっており、採用説明会よりも社風や社員の雰囲気を感じ取ることができる、と候補者の方からも好評をいただいています。「社内イベントを外部に公開するのはどうか」という声があったのも確かですが、結果的に、採用に非常に効果の高い場となっています。

このピザパーティは、もともとは楽天創業当時、三木谷浩史社長が、楽天市場で売っているものを取り寄せて毎週、社内でパーティをしていたというエピソードからヒントを得て始めました。急激に成長していく会社で、部署横断的なコミュニケーションを促進するために行っていたと聞いています。

ビズリーチのピザパーティも、社員間の交流を促進し、自分が所属している部署以外の取り組みにも精通するようにというのが最大の目的で、創業当時の5年前から毎月、欠かさず開催してきました。

2年ほど前、僕はその場に面接を終えて入社を迷っていた方を呼んでみました。会社の雰囲気を感じ、いろいろな立場の社員と話をして本音ベースのビズリーチを知ってもらったうえで、入社を検討してもらいたいと考えたからです。

結果的に、その人はビズリーチに入社してくれました。社外の人を自社のイベントに呼んで会社を知ってもらうというのも、ひとつのダイレクト・リクルーティングのやり方なのだなと気づいた瞬間でした。

それ以降、「社員の友人や知人でビズリーチに興味を持ってくれる人がいたら、ピザパーティに自由に参加してほしい」と呼びかけています。社員にとっても、「採用面接を受けてみないか?」と誘うよりも、「会社に遊びに来ないか?」のほうが誘いやすいですよね。

現在では、ピザパーティの運営は毎月、社員が部署横断で実行委員となり、いかにゲストに楽しんでいただけるかを大切に行っています。たとえば、1月には鏡開きをしたり、10月にはハロウィンパーティをして全社員が仮装をしたり。駅弁大会と称して全国の駅弁を取り寄せることもあります。100人超が参加するパーティに社外の人が30~40人ほど参加してくれるようになりました。

ピザパーティが入社後の“がっかり”を減らす

ピザパーティに参加してくれる社外の人には、さまざまな立場の人がいます。転職活動はしていないけれどベンチャーの雰囲気を知りたいという人、ビズリーチの選考過程の途中にいる人、内定済みではあるが入社を迷っている人。社員紹介の人だけではなく、人材紹介会社経由など、ほかのルートからビズリーチの選考に参加してくれている方もお呼びするようにしています。

おそらく求職者の方々にとって、面接担当者以外の社員の人たちの顔が見えたり、その人たちの本音が聞けたりするのは、またとないチャンスだと思います。会社の実態をちゃんと見て、どういう人たちと働くことになるのかを知ってもらったうえで入社を決めたほうが、入社後に「こんなはずじゃなかった」とがっかりしてしまうことが減るはずです。

実際、ピザパーティに選考中の人たちを呼ぶようにして以来、内定の受諾率が上がりました。また、離職率もとても低く抑えられています。

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