米株続落、18日のNYダウは前日比344ドル安

新型コロナ封鎖の懸念がワクチン期待を相殺

 11月18日、米国株式市場は値動きの激しい展開の末、続落して取引を終えた。写真は2016年12月、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2020年 ロイター/Andrew Kelly)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米国株式市場は値動きの激しい展開の末、続落して取引を終えた。新型コロナウイルスワクチンの開発進展を好感する一方で、感染急拡大やロックダウン(都市封鎖)を巡る懸念が重しとなった。

主要3指数はほぼ終日、景気敏感株や小型株主導で上下に振れたが、結局マイナス圏に沈んで引けた。

インバーネス・カウンセルの最高投資責任者、ティム・グリスキー氏は「感染拡大が続く向こう6─9カ月という短期間か、その後に誰もがワクチン接種を受けてウイルスが根絶される時期」のどちらに照準を当てるべきか投資家は判断しかねていると指摘した。その上で「問題は多いが、バイアスは明らかにバリュー(割安)株と景気循環株に傾いている」と述べた。

製薬大手ファイザー<PFE.N>は18日、独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック<BNTX.O>と共同開発する新型コロナワクチンの臨床試験(治験)で95%の予防効果が確認され、重篤な副作用も見られなかったとする最終結果を発表した。

市場参加者はワクチン開発の進展を慎重ながら楽観的に受け止めてきたが、世界の感染者数が記録的な水準に増加し、経済再開の巻き戻しや新たなロックダウンの動きが出る中、警戒感も高まっている。

S&P総合500種の主要11セクターはいずれもマイナス圏で引け、エネルギー<.SPNY>の下げが最大となった。

序盤の取引では、2度の墜落事故を起こした737MAX機の運航再開許可を米連邦航空局(FAA)から得たボーイング<BA.N>がダウ工業株30種<.DJI>を押し上げたが、同社株はその後下げに転じ、3.2%安で取引を終えた。

小売大手ターゲット<TGT.N>は2.3%高。第3・四半期の利益と売上高が予想を大幅に上回った。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.52対1の比率で上回った。ナスダックでは1.57対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は114億2000万株。直近20営業日の平均は104億4000万株。

 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 29438.42 -344.93 -1.16 29875.40 29930.85 29432.84 <.DJI>

前営業日終値 29783.35

ナスダック総合 11801.60 -97.74 -0.82 11896.06 11942.49 11799.96 <.IXIC>

前営業日終値 11899.34

S&P総合500種 3567.79 -41.74 -1.16 3612.09 3619.09 3567.33 <.SPX>

前営業日終値 3609.53

ダウ輸送株20種 12348.31 -86.66 -0.70 <.DJT>

ダウ公共株15種 881.37 -17.64 -1.96 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 2530.59 -18.37 -0.72 <.SOX>

VIX指数23.84 +1.13 +4.98 <.VIX>

S&P一般消費財 1243.98 -9.72 -0.78 <.SPLRCD>

S&P素材 436.56 -3.60 -0.82 <.SPLRCM>

S&P工業 735.92 -3.34 -0.45 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 685.31 -9.05 -1.30 <.SPLRCS>

S&P金融 453.45 -4.17 -0.91 <.SPSY>

S&P不動産 229.74 -3.91 -1.67 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 264.60 -7.84 -2.88 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1270.51 -22.79 -1.76 <.SPXHC>

S&P通信サービス 211.52 -2.07 -0.97 <.SPLRCL>

S&P情報技術 2114.41 -23.80 -1.11 <.SPLRCT>

S&P公益事業 324.87 -6.41 -1.94 <.SPLRCU>

NYSE出来高 10.38億株<.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 25645 - 55 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 25640 - 60 大阪比 <0#NIY:>

 

 

(S&Pセクター別指数は関連コンテンツでご覧ください; リフィニティブデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)

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