「株のバブル崩壊が近い」と言える4つの理由 バブル状態を「バブルだ」と言ってはダメなのか

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だから、私などがネットで吠えるだけでも彼らは怖いのだ。だから、嫌い、叩き、必死で否定する。私は、だからこそ「バブル崩壊が近い」と確信するのだ。

さて、今はそのような状況なのか。ぽっかり浮かんだ雲はあるのか。黒雲の気配はあるのか。「大あり」だ。

「4つの好材料」が出尽くし、今後は悪材料しかない

まず、好材料出尽くしだ。

第1に、アメリカの大統領選挙が終わった。とりあえず当選者は決まった。不透明要因が除去された。最大の好材料だ。

第2に、新型コロナのワクチンが実用化できそうだ、というニュースが飛び込んできた。今回の暴騰の最大の原因だ。人々も株式市場も待ち望んでいた最大、最高のニュースだ。

第3に、GDPや企業の数字の見通しが上方修正されている。経済指標は回復基調で、しかもこの数カ月予想されてきた数字をほとんどの見通しで上回っている。コロナ回復に時間はかかっているが、それは当初懸念されたよりはましなようだ。

第4に、それにもかかわらず各国中央銀行は緩和姿勢を改めようとはしていない。欧州においては、拡大すら見込まれている。

これらの好材料で株価はとことん上げた。さて、次はどんな好材料があるか。もうない。まさに好材料出尽くした。今後は悪いニュースしかない。

いちばん危ないのはワクチンだ。

第1に、新型コロナのワクチンについては、専門家ほど懐疑的だ。まず、新型コロナは変異が速く、次の流行に現在開発するワクチンが適合するかわからない。

第2に、そもそもインフルエンザと同様にワクチン自体の効果が天然痘など「ほぼ完全に効くもの」とは違って効率が悪い。

第3に、生産量が確保されるか、貧しい国、人々へ行き渡るか、という実務上の問題がある。ワクチンの効果は「集団免疫的な効果」であるから、金持ちだけがワクチンを打っても流行は止められない。

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