誰でもアイデア名人になれる「図を描く」習慣 超簡単な「思考の見える化」と「組み合わせ」
そして図は、新しい着想を得るうえでも役に立ちます。
著名な経済学者のシュンペーターはかつて、イノベーションはすでに存在しているものの新しい組み合わせ〈新結合〉によってもたらされると指摘しました。
確かに2つの要素の組み合わせで生まれたものは数えきれないほどあります。
・シャンプー(洗う)×リンス(ダメージケア)→リンス・イン・シャンプー
・カメラ(本体)とフィルム(消耗品)→使い捨てカメラ
・印刷機能部品×インク(消耗品)→カートリッジ
・ロボット(機械)×ウェア(機能)→ウェアラブルロボットスーツ
・飛行機×ヘリコプター→オスプレイ
・カメラ(本体)とフィルム(消耗品)→使い捨てカメラ
・印刷機能部品×インク(消耗品)→カートリッジ
・ロボット(機械)×ウェア(機能)→ウェアラブルロボットスーツ
・飛行機×ヘリコプター→オスプレイ
ざっと挙げてみただけでもご覧のとおり。
組み合わせるだけで新しい発想が生まれる
時々、大学のゼミ生と、新規事業や新製品創出の議論をするのですが、そんなときも、異なるものの組み合わせで、いろいろなアイデアが出てきます(すでに存在するものや、検討されているものも含めてですが)、例えば、
・日本的デザインと消臭などの高機能を兼ね備えた伝統工芸高級靴下(デザイン×機能性)
・海上輸送中に、3Dプリンターで製品を作ってしまう工場船(輸送×製造)
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