東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

誰でもアイデア名人になれる「図を描く」習慣 超簡単な「思考の見える化」と「組み合わせ」

4分で読める
  • 平井 孝志 筑波大学大学院ビジネスサイエンス系教授
2/3 PAGES
3/3 PAGES

これらは一例で、まだまだあります。

・カメラで撮影した家の外を、室内の壁一面に投影し壁が消えてしまう家(撮影×投影)
・乗れば乗るほど健康になる車(移動×診断・治療)  etc

つまり、新しいアイデアを捻り出す際に、1枚の紙のタテとヨコに何らかの軸を取り、その掛け算のマス目をにらんで「何か新しいものはないか?」と考えてみるのです。

アイデア創出に行き詰まったら、ぜひ図(マトリックス)で考えてみてください。

図なしで組み合わせを考えるのは難しい

実は、これを「図なし」で考えるのはとても困難です。

2つの異なる要素をタテ・ヨコに取ると、パッと紙を見ながら考えられるし、空いているマスもすぐ目につきます。しかし、これを箇条書きにすると大変なことになる。タテ・ヨコの要素が5つあるだけで、5×5=25行の箇条書き。どこをどう見て何を発想していいのかわからなくなってしまいます。

もし、3つ以上の切り口を組み合わせて発想しようとするなら、紙に、それらの要素をバラバラと描いて眺めたほうが、箇条書きにするよりはるかにましです。例えば、3つの異なる切り口に5つずつ要素があるとすると、箇条書きの場合、5×5×5で125行……。

それより、要素を書き出て図にまとめ、グッとにらみ、直感的にさまざまな組み合わせをイメージしつつ考えたほうが、アイデアが浮かぶというものです。

図は、文章だけでは捉えられないものをよりわかりやすく、直感的に見せてくれます。それゆえ、本質的な理解が深まり、新しい着想を得るのに役立つのです。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象