泥沼のGM、リコールが1500万台に拡大 トヨタを上回る規模、費用は1700億円以上

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ゼネラルモーターズ(GM)のリコール(回収・無償修理)が拡大している。今年2月以降に発表した米国内での総リコール台数は1540万台(5月21日時点)。これはトヨタ自動車が2009年から10年にかけて実施した全世界でのリコール台数1000万台超を上回る。

5月16日には、米運輸省が点火スイッチ不具合のリコール対応に遅れがあったとして、GMに罰金3500万ドル(約35億円)を課す、と発表した。3500万ドルは過去最高額であり、法定の上限だ。

実は、2009年に起こったトヨタの大規模リコール問題がきっかけとなり、罰金の上限額は2011年に1700万ドルから3500万ドルに引き上げらていた。しかし、今回のGMのリコールにより、米連邦議会では「リコールの遅れが引き起こした社会的ダメージの大きさに比べれば、3500万ドルという罰金は低すぎる」(リチャード・ブルメンタール上院議員)と、罰金上限を撤廃しようという動きが出てきた。すでに、アンソニー・フォックス運輸長官は上限額を3億ドルにする提案を行った。

膨らむコスト

バークレイズ・キャピタル証券のアナリスト、ブライアン・ジョンソン氏は、GM重役から得た情報として、「リコールはまだ途上であり、夏頃まで更なるリコールが続く」とのコメントを出した。GM内で保証期間内の修理、消費者からのクレーム、ディーラーからの不具合報告などのデータを検証する作業が続行中であり、すべての結論が出るにはまだ時間がかかるという。

リコール台数が増えるにつれ、GM側が認めている「リコール対象となった不具合が原因で起きた事故」の数も上昇している。5月23日、同社はNHTSA(運輸省道路交通安全局)に対し、それまで自己申告していた事故数32を47に修正報告。現時点でNHTSAが認定する事故による死亡者数は13人だが、この数も今後増加するとみられる。

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