Go To東京解禁、最大割引率65%のカラクリ 今秋の旅は知らないと損する地域共通クーポン

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一方、ツアー商品という形をとってGo Toトラベルキャンペーンの対象商品となっているのが、JR東海ツアーズが出している「ひさびさ旅 日帰り」。

東海道新幹線で日帰り往復することが条件のきっぷだ。東京駅から京都駅までののぞみの指定席と京都駅構内のキヨスクで使える500円の利用券がセットになって1万4600円(10月1日以降は1万5200円)。週末でも同額なので、休みはとれないが京都には行きたい!といった人には最適だろう。

JR西日本はどこでもドアきっぷを9月18日から発売する。2020年10月1日から12月25日まで、新幹線など特急列車を含めてJR西日本・九州・四国全線3日間乗り放題で、グリーン車(指定席利用は6回まで)を利用した場合でも2万3000円(金土日もしくは土日月利用)となる。

Go ToトラベルとGo Toイートの併用は可能?

飲食業界を支援する「Go Toイートキャンペーン」では、購入金額の25%が上乗せされるプレミアム付き食事券が販売される。大阪府や千葉県を含む33府県では早ければ9月中に、東京都や神奈川県を含む14都道県では10月下旬から11月にかけて利用可能となる見通しである。

飲食店がGo toトラベルとGo toイート両方の事業に登録していれば、併用して利用することもできる。ただし、全国どこでも併用できるとはかぎらない。たとえば、香川県のGo toイートのプレミアム付き食事券対象者を香川県民に限定しているなど、自分の住む都道府県での利用に限られる可能性も高い。

50%還元と東京除外解除は結局、いつからなのか?

地域共通クーポンが提供されるのは、10月1日以降の出発もしくは宿泊。現時点で予約したものも、もちろん還元の対象となる。ただし、旅行会社で予約するツアーの場合、その旅行会社が地域共通クーポンを提供する準備ができていないと還元されない。そのため、自分の利用する旅行会社で確認する必要がある。

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東京除外解除についても、10月1日以降に出発する東京都民の旅行、もしくは10月1日以降に東京都への宿泊を伴う、あるいは日帰りの旅行が対象となる。この予約受付開始は9月18日の正午以降となるが、これもその時点で旅行会社や宿泊施設が対応していることが前提となる。

これまでのところ、予算の消化がそれほど進んでいないGo Toトラベルキャンペーン。現時点では2021年1月31日までが対象だが、場合によっては2021年3月まで延長されることもあるかもしれない。

いずれにしてもフルスペックが確約されているのは2020年10月1日から2021年1月31日まで。一方、冬になると、また新型コロナウイルスの感染が拡大するという予測もある。感染拡大のリスクを最小限に抑えるよう配慮しながらにはなるが、Go Toキャンペーンを活用するなら、この秋は条件がそろっているといえるかもしれない。

橋賀 秀紀 トラベルジャーナリスト

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はしが・ひでき / Hideki Hashiga

東京都出身の50代。早稲田大学卒業。「3日休めれば海外」というルールを定め、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かける。訪問国は130カ国。共著に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載した。Yahoo!ニュース エキスパート。記事の内容についてのお問い合わせ・取材の依頼などについてはこちらまで。

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