Go To東京解禁、最大割引率65%のカラクリ 今秋の旅は知らないと損する地域共通クーポン

✎ 1〜 ✎ 131 ✎ 132 ✎ 133 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ようやく東京除外解除となりそうなGo Toトラベル。このキャンペーンのお得な活用方法を紹介していきます(写真:プラナ/PIXTA)

2020年9月15日、赤羽一嘉国土交通大臣は、Go Toトラベルの対象となる東京を目的地とした旅行商品の販売が18日正午以降に始まると発表した。

新型コロナウイルス感染が拡大する恐れを考慮し、9月下旬にかけての状況を踏まえて最終決定となるようだが、このまま進めば10月1日以降の出発から東京都民と東京都を目的地とした旅行商品もGo Toトラベルの対象となる予定だ。

7月22日のGo Toトラベルキャンペーン開始以降、2カ月以上にわたって冷や飯を食わされてきた都民もようやく恩恵にあずかることになる。同時にこれまで対象外となっていた東京都を目的とした旅行も対象になるため、東京観光も注目を集めることになるだろう。

10月1日以降の出発は当初、9月以降としていた「地域共通クーポン」が発行されるタイミングでもある。これまで約35%の旅行代金の還元にとどまっていたが、約15%の還元となる地域共通クーポンとあわせることで、約50%の還元が実現する。対象地域も割引率も、ようやく「フルスペック」が実現することになるわけだ。

条件が異なれば当然、攻略法も異なってくる。キャンペーン開始から2カ月弱の間で、明らかになってきたことも踏まえながら検討してみたい。

地域共通クーポンについて知る

地域共通クーポンとは?

旅行期間中(日帰りの場合は当日、宿泊旅行の場合は宿泊日とその翌日)にかぎり、旅行先の都道府県とその都道府県に隣接する都道府県内のみで使える紙ないし電子クーポンである。紙クーポンの場合は、1枚1000円単位。電子クーポンの場合は、1000円、2000円、5000円単位。いずれもおつりは出ない。電子クーポンは店舗のQRコードをスマホなどで読み取り、利用する電子クーポンを選択して精算する。

地域共通クーポンはどこで使えるのか?

土産物店、飲食店、観光施設、アクティビティー、現地での交通機関などが対象となっている。ただし、対象業者は9月8日に登録を受け付けたばかりで、9月17日時点でその具体的な対象は明らかになっていない。9月15日までに申し込まないと10月1日には間に合わないとしているので、当初の利用可能店舗は限定的な可能性もある。

地域共通クーポンを使う場合に有利な行き先は?

このクーポンは前述したように、旅行が終わってしまうと同時に「紙切れ」と化す。そのため、当面は北海道、京都府、沖縄県など、いわゆる有名観光地をかかえる都道府県にしたほうがクーポンを有効活用できる可能性が高いだろう。仮に使えるとしても、あまり利用したくないものに対して利用するような事態は避けたい。

次ページ山口県と大分県が「隣接する都道府県」となる理由
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事