ロシア製ワクチン試験データの正確性に疑問

科学者が異議「抗体反応が得られた公算乏しい」

 9月14日、ロシアで開発された新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」を巡り、初期と中期の臨床試験結果を掲載した医学誌ランセットに対して、5カ国の科学者15人がデータの正確性に異議を唱える正式な書簡を送った(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ミラノ 14日 ロイター] - ロシアで開発された新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」を巡り、初期と中期の臨床試験結果を掲載した医学誌ランセットに対して、5カ国の科学者15人がデータの正確性に異議を唱える正式な書簡を送った。米フィラデルフィアのテンプル大学のエンリコ・ブッキ非常勤教授(生物学)がロイターに明かした。

ランセット誌は先に、ロシアのガマレア研究所の試験結果を掲載。

これを受け、今回の15人を含む科学者らがランセット誌編集長宛ての公開書簡で、多数の治験者から抗体反応が得られた公算は極めて乏しいように見受けられると主張していた。

ガマレア研究所は今回の正式書簡を巡るコメント要請には回答していない。ただ先週、先の公開書簡には反論し、試験結果は正確でランセット誌の5人の評価を経ているとする副所長の声明を発表している。

公開書簡に署名した科学者は当初26人で、その後38人に増えた。

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