日経平均反発、11日は上下どちらかに振れるか 米国株高が安心材料
東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米国株式市場が4日ぶりに切り返したことを受けて、朝方から幅広く買われた。買い一巡後に上げ幅を縮小する場面もあったが、後場は盛り返し、大引け前にきょうの高値を更新した。業種別では海運株が上昇。素材産業を中心とした景気敏感セクターも堅調だった。
市場からは「海外市場の動きをみて寄り付いた後、大引けまで小動きという展開が続いている。あすのメジャーSQを通過した後は、上下どちらかにトレンドが出るかもしれない」(国内証券)との声が出ていた。
TOPIXは反発。東証33業種すべてが値上がり。値上がり率は証券会社による投資判断の引き上げが好感された海運が1位となり、ガラス・土石製品、その他金融、ゴム製品、建設などが続いた。このほか、朝方発表された7月の機械受注統計が市場予想を上回ったことなどで、FA関連が堅調に推移した。ファナックは2.59%高、安川電機は1.54%高で取引を終えた。
個別では、キリン堂ホールディングスがストップ高比例配分。同社が上場廃止を検討しており、米ベインキャピタルが株式公開買い付け(TOB)でキリン堂の全株式を取得して完全子会社化するもよう、という報道が材料視された。
東証1部の騰落数は、値上がり1523銘柄に対し、値下がりが562銘柄、変わらずが87銘柄だった。
日経平均
終値 23235.47+202.93
寄り付き 23193.47
安値/高値 23,134.02─23,250.31
TOPIX
終値 1624.86 +19.46
寄り付き 1615.05
安値/高値 1,614.48─1,625.30
東証出来高(万株) 115119
東証売買代金(億円) 21663.36
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